Diary


新年度早々、私事で3日間時間を頂くこととなりました。そのため、進級児の初日の姿を見ることができず、とても残念でなりません。そこで、今年度フリーの主任になったT先生に、この3日間の子どもたちの様子を聞いてみたところ、案の定、登園時や外遊びを終え保育室に戻る時、進級する前の保育室に間違って行ってしまう姿が見られたとのこと。実を言えば、僕も進級したクラス名ではなく、以前のクラス名で呼んだり担任の先生を間違えたり…。そんなことがしばらくは続きそうです。
 ところで、人間が生きている間、普段は誰もが意識することなく絶え間なく行っていることに息(呼吸)があります。そして「息を潜める」「息を呑む」「息を殺す」「息が合う」「息を入れる」「息がかかる」etc「息」を使った言葉は様々あります。人間は自分の力ではどうすることもできないことが二つあり、その一つがこの世に生を受けること、そしてもう一つはその受けた生を失うことです。生を受けた時から「息」が必要になり、生を失う時に「息」が不要になります。その生から死に至るまでが人生であり、一人ひとり長短は違います。だからこそ、いつ訪れるかわからない、自ら決めてはいけない息が絶える時が来るまで、息の続く限り精一杯懸命に生きなければ…。
2013年04月05日(金) No.978 (園長日記)

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