Diary

サバイバル


6434人が犠牲となった阪神大震災が発生してから今日で18年になりました。地震発生時刻の5時46分、今朝のテレビニュースの画面から映し出された映像は、神戸で祈りを捧げる多くの方々の姿でした。その姿を目にし18年経った今でも悲しみは癒えていないことが伝わって来ました。と同時に、もし、この季節、雪の積もった(降る)北海道や東北地方等で阪神淡路大震災や東日本大震災のような巨大地震が発生し、ライフラインがストップしてしまうと想像もつかない被害や犠牲者がでることになるでしょう。そうならないことを祈りつつも、最悪のことがあり得ることも考えておかなければなりません。
 一方、幸いと言えるかどうかわかりませんが、保育園は今年度6月、園舎の移転新築がなされ、倒壊等の心配はなくなったものの、もしライフラインが寸断するような災害が発生したことを想定すると、まだまだ足りないことがあることは否めません。それでも、ランチルームには電気、ガス、灯油を必要としない暖炉(薪ストーブ)があり、園庭には数日間、水に不自由することのないであろう大きな受水漕があります。そして先生達は保育の中で園庭で火を焚き、子どもたちと一緒に煮炊きする経験をしています。今日も雪が残る中、4歳児H組のH先生と子どもたちがブロックでかまどを作り、羽釜でご飯を焚ききりたんぽ作りをしていました。そして、この今日のきりたんぽ作りの経験が今月30日の給食メニュー「だまこ汁」に生かされることになるのですから子どもたちにとって大切な経験であると思います。そして、スイッチ一つでご飯が炊ける時代に生活している子どもたちにとって、生きていく上で必要なこと、記憶として心の片隅に残ってくれることを願っています。
2013年01月17日(木) No.913 (園長日記)

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