保育日記

アイス作り

昨日は仙南保育士連合会研修で、東北福祉大学の志村祐子氏の話をお聞きすることが出来ました。志村先生は、大学教授の他に地域支援等広く活動なさっている方で、保育において大切な様々な事や人との関わり方の話を聞く事が出来、「自分はどうだったかな」と日々の保育を振り返りながら、学ぶ事が出来た貴重な時間となりました。そのような時間を頂けた事に感謝です。そして研修の中でこんな話を聞く事が出来ました。〝ここに一本のペットボトルがあります。半分は既に飲んである状態です。その状態を見てどの様に思いますか？〟とです。「もう半分しかない」と思うか、「まだこんなにある」と思うか、物の捉え方と考え方によって大きな違いが出てくる、色々と見方も違ってくるという話でした。これは、保育に限った事ではなく子どもや物の見方、考え方、私達大人同士の間でも同じ事が言えるという事を話して下さいました。目の前にある状態は同じでも、人それぞれ捉え方が違うという事をこのたとえ話から教えて頂いたように思います。私達は人と関わる時、相手の出来ていない部分にばかり目を向けてしまう事もありますが、そうではなく出来ている事をきちんと言葉にして伝えてあげる事が大切だという事を、改めて学び自分自身の事を振り返る事が出来ました。人と人との関わりは、信頼関係を築く事は勿論、いけない事や間違っている事はきちんと伝えたうえで、良かった事は良かったとその場で伝えられる様に心掛けていきたいと思わされました。
　話は変わりますが、毎日雪が降り、私は寒いのは苦手ではないものの交通機関が乱れたりする事がある為、少し憂欝になったりすることはあります。しかし昨日の研修を生かし、考え方を変えてこんなに雪が降り積もったからこそ出来る事として雪を利用して子ども達と一緒にアイスを作りました。材料を混ぜたものを、今は冷凍庫代わりに雪の中に埋めて固まるのを心待ちにしています。目印として園庭の何処かに夏祭りババヘラアイスの時の写真が看板代わりにありますので探してみて下さい。５歳児Ｎ組のＴ君は時々待ちきれなくて雪を掘り返しては「アイスまだ固まってなかった」と職員室に報告しに来てくれます。Ｎ組のＴ君、Ｔ君、Ｉ君、Ａちゃん、Ｒちゃん、Ｋ君は「先生！明日休まないで来るからアイス残しててね。」と保育室に戻って行く姿が何とも素直で可愛いなあと思いました。今夜の寒さに期待して、明日の朝皆で食べる事が出来るのを楽しみに出勤したいと思います。

2013年01月17日（木） No.912 (保育日記)

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