Diary

クリスマスの朝の出来事


今日こそが、カレンダー上でのクリスマス!多くの子どもたちにサンタクロースから昨晩プレゼントが届けられたらしく、今朝は「ぼくは○○もらった」「わたしは○○が届いた」とプレゼントの話に花が咲いていました。そこで、そんな子どもたちに「いいなあ。園長先生のところには何も届かなかったけどなあ!?」と話すと殆どの子どもたちに「あったりまえでしょ!園長は大人なんだから!」と一蹴され、5歳児N組のT君には「ぼくはサンタさんにミカンを置いておいたから、サンタさんがプレゼントをくれて、僕に『Thank You』ってお手紙書いて行ったんだよ!園長先生ミカン置いておかなかったからダメなんだよ」と窘められてしまいました。そんなことでプレゼントがもらえるという裏技が通用するなら(もっと早く教えてもらえば)、僕もミカンを準備しておいたのに…。
 さて、話は変わりますが、今朝6時、いつものように家を出て仙台駅まで歩いている時のことです。駅まで行くのに3箇所の横断歩道を渡らなければなりません。一箇所目は押しボタン式信号。朝早いこともありボタンを押すとあっという間に信号は赤から青に変わりました。ところが、右方向から結構なスピードで走って来る車が見えます…。直感でこれは絶対に止まらないと思ったのですが、予想通りスピードを緩めることなく目の前を通過して行ったのです。(明らかな信号無視。)もし信号が青に変わった途端に横断歩道を渡っていれば、このように園長日記を記することも出来なかったことでしょうし、場合によってはクリスマスが命日になっていたかも知れません。そんなこともあったので、残りの2箇所の横断歩道を渡るときは細心の注意を払おうと思っていたところ、次の大きな交差点の横断歩道で何やら黒い物体が転がっているように見えたのです。近付いて見るとその物体と思ったものは、黒い服を着た男性で、タクシーに跳ねられ倒れていたのです。交通量の多い、未だ朝が明け切っていない暗い交差点で倒れたままでは二次被害に遭う可能性もあるので、「大丈夫ですか?ここは危ないので歩道まで移動しましょう」と声をかけ、タイヤがひしゃげた自転車を避け、飛ばされたカバンや革靴を拾ってあげ、移動するのに手を貸して上げました。ところが、事故を起こした某タクシー会社のドライバーはといえば、携帯電話で話しているものの、警察や消防に連絡しているのではなく、保身のためなのか、会社に電話をしているのです。呆れかえった僕は「救急車呼びましたか?まだでしたら連絡します!」と言って直ぐに119番通報し救急車を要請しました。要請後、怪我の状況等を確認したところ「大丈夫です。ご親切に有難うございました」との返事があったので「では、間もなく救急車が来ると思いますので、失礼します。お大事に」と告げてその場を離れましたが、何ともやりきれない、納得の出来ない出来事でした。そして、仙台駅に着く頃、背後で救急車のサイレンが聞こえました。ということは僕が事故現場を離れ間もなく救急車が到着したと思います。左足を痛がっていた彼とって嫌なクリスマスの朝になったことは間違いないことでしょうが、大事に至っていないことを祈ります。これから冬本番になると積雪や凍結ということも多くなります、皆さんも事故にはくれぐれも気を付けて下さい。
2012年12月25日(火) No.896 (園長日記)

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