Diary

少し長くなりますが


昨夜、観測がピークを迎えたという“ふたご座流星群”に目を馳せた方も多かったのではないでしょうか?僕もご多聞に漏れず、流れ星見たさに何度もベランダや玄関先に出て空を見上げましたが、あまりの寒さに負け、ものの数分で部屋に戻ることとなりました。ところが、天使が現れたり不思議な星が輝いた初めてのクリスマスの夜、野原で羊の番をしていた羊飼いは、寒空の下、当然予告などなくいつ表れるとも知れない救い主の誕生をず〜っと待ち続け、同様に、東方の博士たちも救い主が表れる時に大きな星が輝くということを信じ、ず〜っと星の観察を続けていたと聖書は語るのですから、その信仰に驚かされると共に、如何に羊飼い等が虐げられ、また、救いを求めていた、必要としていたかを伺い知ることができます。そんなクリスマスを喜んで迎えるために、今日、先生たちによる“クリスマスコンサート”が開催されました。いつもとは違い、明かりを落とした二階ホールは、聴かせてもらう子ども達の気分を高めるような演出がなされ、雰囲気はばっちり!しかし、そんな子ども達を前に演奏する先生たちはガチガチに緊張した面持ち。そんな先生たちの必死な姿や一生懸命演奏する様子が子どもたちにしっかり伝わっていたように確信できました。プロであったとしても、常に演奏が完璧であるということは不可能なことでしょう。であれば素人は到底無理な話ということになります。もちろん、演奏が完璧に近いということはコンサートにおいて大切なことではあります。ところが、いくら上手な演奏であっても、そこに感情(心)がこもっていなければ、きっと心を打たれることはないでしょう。その点、今日のコンサートは十分奏者の心が伝わってきました。まだクリスマスまで少し時間がありますので、改まったコンサートでなくとも、子ども達に音楽の楽しさやクリスマスの喜びを伝えてあげたいと思います。
 さて、話は一変しますが、最近、朝のランチルームが、天気の悪い時に乗った飛行機、最近ではANA464便(沖縄→仙台)のように雲(煙)が蔓延していることが頻繁にあります。それはなぜか、答えは簡単。暖炉に先生達が必死に火を入れてくれるものの薪に上手く火が付かなかったり、煙突から煙が抜けなかったりして、ランチルームに煙が逆流してしまったということなのです。もしかすると原始的な生活が出来るのは僕だけということなのかも知れませんので、今後もランチルームが上空数千メートルのような景色になっている時があっても、朝の迎え入れなど忙しい中、必死に火を入れてくれる先生たちに感謝し、飛行機に乗った気分で暖炉に火を入れたいと思います。
2012年12月14日(金) No.888 (園長日記)

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