Diary

心待ち!


子どもに限らず、人間誰しも、これから「嬉しい」、「楽しい」といった期待できることがあると、普段なら辛いと思うことでも難なく取り組む事ができるのではないでしょうか?この時期の子ども達はサンタクロースがやって来ることを楽しみにしていて、「えんちょうせんせい、もうすぐ○○のおうちに、サンタさんが○○もってきてくれるんだよ」とか「○○もってきてもらえるようにおてがみかいたんだ」と教えてくれます。一方、僕ぐらいの年齢になると、何故かサンタさんはやって来なくなり、自分で欲しいものを買い求めるか、諦めて我慢するかということになります。
 そんな中、僕にも今心待ちにしていること(物)が一つあります。それは、暖炉の薪を作るための“チェーンソー”が届くことです。薪作りは当然仕事になるのですが、薪作りが楽しみなのですから何とも嬉しいことだと思います。先週末、園庭に薪用に結構な数の丸太を運び込んでもらったのですが、薪は切ったからといって直ぐに使えるわけではなく、数年乾かしてからでないと燃料として使えない(暖炉が傷んでしまう)のです。そこで、太めの丸太を薪にする前にベンチや王様が座るような椅子に加工し、暫く子ども達に使ってもらってから薪にしようと考えているのです。そのためには何としてもチェーンソーが必要になるというわけです。僕の憧れる芸能人に、仕事と趣味が一緒のような生活をしているように思える“所○ョ○ジ”という方がいます。彼のライフスタイルを見ていると、毎日があんな生活だったらきっと楽しいだろうなあと思います。ところが、以外と自分も同じような生活をさせてもらっているのかも知れません。一見辛いと思う仕事でも、楽しいと思える(楽しめる)とき、それは“苦労”という言葉ではなく、ほぼ同じ意味を持っていながら違う印象を受ける“労苦”という表現がピッタリのように感じます。嫌々ながら働いているように感じてしまう“苦労”と、自分が好きで取り組み、結果として大変だったと感じられる“労苦”という仕事。日々後者でありたいものです。
2012年12月13日(木) No.885 (園長日記)

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