Diary

日課!?


毎日夕方17時過ぎ、職員室に「えんちょうせんせい!さようなら」と帰宅前の挨拶をしにやって来る兄弟がいます。彼等に限らず、職員室に「さようなら」と声を掛けて帰って行く子ども達、保護者の方々。その日課のような行動が僕にとって、とても愛おしく、とても楽しみな時間でもあります。ところで、彼等二人の兄弟の本当の目的は、僕への挨拶と言うより、挨拶を口実にして職員室にある玩具で一遊びすることのように感じるのです。それでも連日職員室にやって来て「えんちょうせんせい!さようなら」と言った後、玄関に向かうことなく、楽しそうに遊んでいる二人の様子を見ていると、一日の疲れが嘘のようになくなる気がするのですから不思議です。そして、仕事の疲れだってあるのでしょうに、いつ終わるか知れない二人の遊びに嫌な顔をすることなく、二人と同じように(時には二人以上に)笑顔で付き合って下さっているお母様を見て頭が下がる思いと共に、彼等が気が済むまで遊び、車に乗った後、お母さんとどのような会話をしているのか聞いてみたくなります。
 さて、立場上当たり前かと思いますが、僕の日課!?の一つに園から発行する様々なお知らせや書類の内容チェックがあります。時には朝出勤すると前日までなかった書類と共に“確認してください”とのメモが置かれているのです。その一つ一つにしっかり目を通すようにしているのですが、算数(数学)も国語も苦手な僕にとって、それが結構大変なことなのです。僕自身、しっかりとした文章を書けるなら良いのですが、心もとないこともあり、ペンを片手に必死に文章と対峙しています。随分前になりますが、幼稚園で担任をさせて頂いたあるお子さんのお父さんが某テレビ局のアナウンサーだったこともあり、担任期間中、連絡帳の文章を赤ペンで添削されるという貴重な経験をし、とても勉強になりました。(その経験が今生かされていないことはとても問題ですが(ノ_-;)。以前あるテレビ番組で一流大学の一つである某大学の文学部の生徒でさえ文章能力が低下している、文章が書けなくなってきていると聞きました。と言うことは、僕がしっかり文章が書けなくても当然なのかと安心したり、納得したり…。何も裏付けはありませんが、文章をしっかり書けない(書けなくなった)その要因の一つに本を読まなくなったこと(活字離れ)があるように思えます。今年も残り僅かとなりました。この一年自慢できるほど、本を読んだ訳ではありませんが、本を読んだ結果として、少しでも文章表現に生かしていけるようにしなければと思います。
2012年12月12日(水) No.884 (園長日記)

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