Diary

異業種の方から学ぶこと!!


今日の研修会は、保育とは全く違う業種の方を講師にお迎えし、「人を生かす経営」というテーマでお話しを伺うことが出来ました。一般的には保育に関することは、その専門性から、厚生労働省の方や、大学教授、同業種の方等を講師としてお迎えし、お話しをお聴きすることが多いのですが、今回は、参加者の殆どが経営に関わる立場にある、園(所)長、少なくとも主任ということもあり、いつもと違った角度から経営について語って頂きました。ところが、驚いたことにと言うべきか、或いは、やっぱりと言うべきなのか、経営という立場で考えると共通点がたくさんあることに気づかされました。
たとえば、
・変えてはダメなもの(こと)と、変わり続けるもの(こと)を明確にしてやり続けること。
・「もし、社員を道具と考えていたら」
・「もし、社員の成長以上のことをやろうとしたら」
・「もし、経営理念がなかったら」
 (社員の部分を職員、経営の部分を保育に変えて考えてみて下さい)
「その会社は経営が成り立たないでしょう」と、おっしゃっていましたが、本当にその通りだと納得出来ました。そして、職員との真の信頼関係の構築をし、「職場作り」「職員作り」「自分作り(自己研鑽)」を三位一体で行うことの重要性を実感させられました。
 また、とても印象に残ったことは、「なぜ」を五回くり返す(追求する)と物事の本質が見えてくるということでした。保育現場では常に子ども達の行動に疑問を持ち「なぜ」という問いかけをすることが求められます。「なぜ泣いているのか」「なぜケンカに繋がったのか」「なぜ給食を残すのか」などなどきりがありません。しかし、一つの疑問に対して五回「なぜ」と問い続けることによって本質・確信が見えてくるのであれば、疑問に対して目を背けることなく「なぜ」と問い続けていきたいと思います。とても難しいことですが…(゚ー゚;
2012年12月05日(水) No.879 (園長日記)

No. PASS