Diary

新聞


最近、インターネット社会が進み、新聞を購読すること(読むこと)をしなくなった人が多くなったと聞きます。その代わりスマートフォンや電子新聞などで必要な情報をだけを簡単に入手できるような時代になりました。しかし、僕は、限られた紙面の中に読者に対し如何に情報を端的にまとめ伝えるかを考え紙面割りがされている紙新聞が好きで、時には自分の気になった記事や参考になる情報を切り抜き保存し、文章を参考にするなどしています。今朝も出勤前に斜め読みした地方紙に、元宇宙飛行士、向井千秋氏の「地球に帰還した時の方が、宇宙飛行よりずっと感動的だった」と語ったことや、同じく元宇宙飛行士だった若田光一氏が、宇宙から帰還し、スペースシャトルのハッチが開き、ほのかに土や草の香りを感じ、「地球は生命に満ち、それはとんでもない奇跡なのだ」と心から思ったことなどが書かれていました。重力のあるからこそ雨が降り、ものには上下がある。そんな記事を読み、普段の生活で当たり前なことになっていることが、本来は当たり前ではないことが沢山あることに気付かされる記事でした。
 このところ一気に冬へのスピードが増し、夜空には沢山の星が輝いています。そんな星がある宇宙に行った元宇宙飛行士の方々が地球の素晴らしさを語っているのですから間違いなく「地球は素晴らしい奇跡の星」と言えるのでしょう。
 さて、そのほか、今朝の新聞には、震災後、孤立する父子家庭のことなど興味深い記事が沢山ありました。紙の新聞を読むことを通し、文章のまとめ方や言葉の使い方など学べることも新聞の良さだと思いますし、明日の朝刊にどんな記事や話題の活字が躍るか楽しみです。そして、僕は新聞記者や編集編集者になど到底なれませんが、少しでもそんな方々に近付けるように努力したいと思います。
2012年11月21日(水) No.867 (園長日記)

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