Diary

子どもの発想


夕方、職員室で仕事をしていると、保護者の方がお迎えに来てくれて嬉しそうな子ども達の声や、保育園でもっと遊びたかったと訴える子ども達と親子の会話が聞こえてきます。そんな会話を聞いて、親子の姿を想像したり、思わず笑ってしまったり、その会話にまざりたいなあ〜と思ったりします。
 今日は給食のサンプルを覗きながら、3歳児T組Y君とお母さんは「Y君、豆食べたの!?家だと食べないのに保育園の給食は美味しいんだね〜。良かったね。」と親子の会話も弾んでいました。また、3歳児T組のK君とお父さんは給食のサンプルのおやつを置く場所に今日はどうした事か、松ぼっくりが飾られていた事に、 お父さん 「K、今日のおやつは松ぼっくりだったのか?!」 K君 「ちーがーう!!松ぼっくりは食べられない!!」と笑い合う親子の会話がとても微笑ましく思えました。おやつではないものを飾ってしまっていた事を申し訳なく思いながらも、給食のサンプルを見て、給食の様子や保育園での出来事を話しながら帰る姿をとても嬉しく思いました。そして、時には職員室の中に入ってきては、木製玩具で遊び満足して帰ったり、楽しい事を教えてくれたりする姿もあります。今日は4日連続遊びに来てくれている4歳児のK君と2歳児のK君が、期待を裏切る事なく職員室に寄ってくれました。お母さんは「今日もきました!!四日目です!」と笑いながら寄って下さいました。そしてK君達は木製玩具に一直線に行くのかと思えば、今日は違いました。「先生!見ててね。」とK君。何を見せてくれるのかと思えばお団子に結んでいる髪の毛を本物のお団子に見立て、手を組むとウエートレスになりきり「お待たせいたしました、ずんだ団子です!!」と頭(髪の毛)を差し出しました。その姿をじっと見ていた私とお母さんは、笑いを抑える事が出来ず大笑いしてしまいました。わたしは「ありがとう」と言い、お団子に結んだ髪の毛を触り「美味しい!」と伝えるとK君はもう一度同じ動作を繰り返し、二回目は胡麻団子をご馳走してくれました。子どもの考えている事は面白いなあと思わされ、今でも思い出してはニヤニヤしてしまいます。
子ども達と過ごしていると、改めて子ども達の発想の豊かさに笑わせられる事が沢山あります。子どもと一緒に笑ったり、泣いたり、落ち込んだり、悔しい思いをしたり、悩んだり・・・大変な事も多いですが、やりがいがあるこの仕事に就ける事を感謝します。
2012年11月09日(金) No.852 (保育日記)

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