Diary

一転


数日前までは街中がハロウィン一色だったのに、11月になった途端、仙台の商店街ではディスプレーが一夜にして一転してしまいました。仙台駅前の仙台○A○C○では例年通りクリスマスツリーが準備され、早くもクリスマスモードといった感じです。しかし、先日のハロウィンも、日本では宗教的背景の上で開催している例は皆無といってよく、あくまでイベントとして楽しむもの、娯楽化、商業化されたものに踊らされている感が否めません。そして、クリスマスも同様で、早くから購買意欲をかきたてられ、「何か買わなければ」とか「何かしなければ」と急かされているような気がします。しかし、クリスマスに向けた心の準備は怠らないまでも、まずは、深まりゆく秋にしか出来ないことをじっくり楽しみたいものです。
 さて、今日は昨日とは天気が一転し、強い風が吹いたため、日差しはあっても体感温度は低かったような気がします。ところがそんな風を楽しむために、わざわざ散歩に出掛けたり、スーパーのレジ袋に紐を結び、凧揚げならぬ、袋揚げをしたりする子ども達の姿がありました。また、5歳児N組の子ども達は砂場での山作りに夢中になり、約一時間もの間、あれこれ工夫しながら遊んでいました。その姿こそが遊びの発達段階でいう“集団遊び”であり、この年齢の子ども達ならではの様子を再確認することができました。もちろん、約一時間も集中して遊べるのには砂という素材と保育者(大人)のちょっとしたヒントやアドバイスが大切なのですが…。
 明日は「文化の日」で保育園はお休み。先生たちも暫くぶりにゆっくりと連休を過ごすことが出来ることでしょう。僕も子ども達と充実した毎日を過ごせるよう、しっかり英気を養わなければ。
2012年11月02日(金) No.846 (園長日記)

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