Diary

贅沢な時間!でも…。


8月最終日の今日、5歳児クラスの子ども達がずっと楽しみに準備を進めてきたお泊まり保育の日となりました。7月中旬、奈良県橿原市の、まこと保育園からバスを寄贈して頂いたお陰で、観光バスをチャーターしたり、サッカー教室のバスをお借りしたりすることなく、雄大な宮城蔵王の麓にあるハートランドへ出掛けることができました。ハートランドでは、殆どの子ども達・職員にとって初体験である牛の乳搾りと、バター作り体験をし、のんびりと草をはむ羊にドキドキしながらおにぎりを食べ、食後には、草原をアルプスの少女ハイジやペーターのように駆け回り大喜びでした(^^)/。また、思わぬ所でカブト虫を発見し大喜びしたり、バスの窓から見える果樹園の景色に「あっ、モモだ!」とか「こっちは梨だ」と目を輝かせていました。そして、保育園に戻るとお昼寝などすることなく、夕食を作るために自分で選んだ係に別れ、早速夕食作りに取りかかり、焦がすことなくご飯を炊き上げ、また、美味しいカレーをも作り、できたてのカレーをみんな一緒に外で食べて大満足。食後には宝探しや花火を見たりと盛りだくさんな内容を終え、そしてホールで眠る際には、毎月子ども達に素晴らしいハープの音色を聴かせて下さっているIさんによるハープでの様々な子守歌等の演奏を聴きながら眠りにつかせてもらった子ども達の寝顔を見ると本当に充実した一日目を終えることができたのではないかと思います。しかし、もしかすると保護者の皆様、そして担任はじめ、先生達に負担を強いることになっていないかと考えることがあります。園長が良いと思っても実際に保育をするのは現場の職員、その職員が納得しなければ、その仕事は苦痛でしかなく、また、園長に言われやらされている仕事にすぎません。僕が子ども達の成長に大切な経験だと思って行っているこのお泊まり保育が子ども達とその保護者、そして職員に理解される(してもらっている)行事であるように願うと共に、今後も継続して行うことで、保育園の伝統行事となるようにしたいと思います。
 さて、僕等が蔵王へ行っている時間に鹿児島から繋がれ続けている消防隊員によるタスキが保育園の門の所でリレーされました。急なことでしたが、3・4歳児の子ども達は隊員の為に色々な絵やメッセージを描きお渡しすることができたようです。子ども達の声援を受けたので、鹿児島から繋がれたタスキは確実に石巻までしっかりつながることでしょう!
2012年08月31日(金) No.790 (園長日記)

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