Diary

本当に東北!?


お盆が過ぎると日中はもちろん、朝夕と急に涼しくなるものですが、今年は一向に秋の気配すら感じることが出来ていない気がします。今日の日中の暑さは秋どころか、真夏の関西地方と変わらないような気温と日差しに「ここは本当に東北!?」と思うほどでした。そんな中、4、5歳児のサッカー教室があり子ども達は顔を真っ赤にしながらボールを追いかけていました。ところが余りの暑さに4歳児クラスのMちゃんは泣き出すは、5歳児クラスのR君は少々熱中症のような状態になり、医務室で休むことになりました。それでも、暫くするとホットだった体の熱もなくなったようで元気になり、しっかりと給食を食べることができたのでホッとしました。こんな一日でしたが、あと数週間し、秋風が吹き、秋の虫たちが鳴きだすと物悲しくなるのでしょう。そんなことを考えると、もう少し夏を満喫できることを期待したいと思います。
 ところで、昨日書き忘れたことがあったのですが、高知県で欠かせない名所と言えばご存知「桂浜」。その桂浜はどうしても目にしたくて飛行機の時刻を考えながら足をのばしました。ところが、高知駅を出発する時には晴れていい天気だったのに、間もなく「桂浜」という頃から土砂降りの雨が降り出したのです。そこで、ずぶ濡れになりながらも名所を見るか、或いは諦めて見ることなくUターンすることを覚悟しました。しかし、これまた四国の方の優しさか、バスターミナルのおばさんが傘を貸して下さり、坂本竜馬が見た同じ景色(海)を自分の目で見ることができました。しかも不思議なことに竜馬像を見て浜に下りる頃には雨が上がり、雨のお陰で人気の少ない桂浜の景色を満喫することができました。そして気が付いたことは、震災以来はじめて怖いと思っていた浜を歩いていることでした。その足元の浜は東北のそれとは違い、小石の浜ということ。ですから砂が付くことはなく、砂利の上をあるいている感覚。そしてその石は五色石と呼ばれる美しい石であったことを知ったのは仙台に戻ってからで、何事も下調べ、予習が大切であることを思い知らされました。それでも知らずに数個だけきれいな石を拾っていたのは動物的勘なのでしょうか(^o^)。もしかするとその石は竜馬が生きていた時代には大きかった石が仁淀川を流れる際に角が取れ丸くなったのかも知れないなんて、勝手に思い込んで竜馬の生きた激動の時代に思いを馳せるのでありましたとさ(土佐)^^;
2012年08月22日(水) No.781 (園長日記)

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