Diary

なるほど


 梅雨開けをしたと思ったら毎日気温30度を超える日々で、子ども達はもとより職員も子ども達に負けないくらい汗を掻きながら毎日過ごしています。
こんなに暑いと麦茶がとても美味しく感じ、どんなに水分を取ってもお手洗いに行く回数が少なく、摂った水分が汗として流れ出ている事を実感しながら過ごしています。麦茶と言えば先日こんな事がありました。給食やおやつに時々麦茶が出るのですが、麦茶を飲んでいた3歳児Sちゃんが「この麦茶‘あたり‘ついてるんだよね〜」と言い嬉しそうに飲んでいるのです。私はそんな事あるのかと思いながらも、そんな麦茶があったら楽しそうだなと思い話を聞いていました。すると隣にいたY君もK君もYちゃんも「ね〜。皆あたりだよね!」と嬉しそうに会話が弾んでいたので「先生にも見せて?」と声を掛けると「いいよ!!」と麦茶のパックを見せてくれたのですがそこには、栄養表示が書かれており、『一パック100mlあたり エネルギー1kcalタンパク質0g脂質・・・』と続いていました。子ども達はその100mlあたりの「あたり」の部分を「あたり」「はずれ」と見て楽しんでいたのでした。改めて子ども達の考えている事や興味は色々な所に向いている事を感じさせられた時でした。そして文字は教えるものではなくこの様に興味を持った時に、興味を持った所から少しずつ覚えていくものだという事を改めて実感しました。送迎の際、Sちゃんのお母様に、この出来事をお伝えすると「そうなんです!車に乗っていても看板の平仮名の分かる所だけを読んだりするので可笑しくて」と話して下さいました。文字に限らず、子ども達が興味を持った事を、遊びの中に生かし、保育していきたいと思います。






2012年08月03日(金) No.770 (保育日記)

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