Diary

旬のもの


小さい頃から「初物は東を向いて笑って食べると福が来る」という言い伝えを聞いた事がありますが、保育園の給食でもこのところ初物(新じゃが・新たまねぎ等)が食材に取り入れられ提供されています。特に、たけかんむりに旬の漢字である“筍”は正にこの季節ならではの食材で初物!。その筍を給食で使う場合、嬉しい事にその日の朝、栄養士のE先生自らが山に入り、必要な筍を掘り出して来てくれるというのですから、とても新鮮でアクもなく軟らかく美味しい筍なのです。そんな筍を驚いた事に最近はイノシシが食い荒らしにやってきているらしく、しかも軟らかい部分を残して食べるという贅沢な食べ方をしていると言うのです。以前、といっても随分前になりますが、イノシシの生息地域の北限は福島と聞いたことがありました。しかし、丸森町ではイノシシを使った名産品があるくらいですからイノシシの生息地域の北限はどんどん広がっているのでしょう。それは地球温暖化が影響しているのか、動物の自然に対する順応性が凄いのか分かりませんが、突然イノシシが保育園にやってきたりしない事を願うばかりです。そうそう、「初物は東を向いて笑って食べると福が来る」と言われていても職員室ではC先生の座っている方向である西を向いて食べざるを得ないのです。しかも笑って食べているかと問われると…。C先生のトンチンカンな発言に呆れて西を向いて笑ってしまう事は多々あるのですが(*_*)、このところ忙しかったこともあり笑う余裕すらなかったかもしれません。次に初物が提供されたらしっかり東を向いて笑って食べたいと思います。
2011年05月24日(火) No.396 (園長日記)

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