Diary

発車オ〜ラ〜イ!


昨年度にも増して今年度は各クラス畑での野菜の栽培に熱心です。先週、園舎北側の園庭の一部を先生と子どもたちで掘り起こし、近所の種屋さんに苗を買いに散歩に出掛け野菜を植える準備をしていました。ところが野菜を栽培するために適した栄養のある土が無いためホームセンターに行かなければなりません。そこで、毎週オムツをゴミ処理センターに運ぶためにお借りしている社会福祉協議会の軽トラックをいつもの時間よりも早く午前中からお借りして野菜用培養土、堆肥、牛糞、その他を買いに行きました。買った品物を荷台に積み保育園に到着。軽トラック乗って現れた変なおじさんに気付いた子どもたちは「えんちょうせんせー!どこに行ってきたの?」とか「どこに行くの?」「もう帰るの?」と矢継ぎ早に聞いてきます。そこで「みんなの畑の土を買ってきたんだよ」と話したのですが「ふ〜ん!」と素っ気ない返事。どうやら本当に気になるのは僕ではなく軽トラの様子。そんな軽トラを園庭停め荷台から土を降ろし、かかってきた電話に出るために急いで職員室に上り電話を済ませ園庭に戻ってみるとM先生を筆頭に子どもたちが荷台に乗りニコニコしているではありませんか!!しかも、早く走らせてといった思いを目から発信しているのです・・・。仕方がありません、その思いをきかないわけにはいかず、しっかり座ること、どこかにつかまることを約束して2グループに分けた子どもと先生を乗せ狭い園庭を一周すること二度。安全面を考えれば本来、こんなことはするべきではないのでしょうが、子どもたちは狭い園庭をたった一周しただけで大喜びだったらしく、荷台を降りるなり「えんちょうせんせいありがとう」「えんちょうせんせいだいすき」と抱きついてくれるのです。こんな風に子どもたちが本当に楽しいと思った時の表情や歓声は『最高』で僕は大好きです。しかし未だに震災の影響で避難所生活を余儀なくされ、友達と遊び笑う事、大好きな保育園・幼稚園で遊ぶ事さえできない・許されない子どもたちが大勢います。そんな子どもたちに一日も早く遊べる環境が戻り笑顔や歓声が戻りますように!そう祈り願わずにはいられません。
2011年05月17日(火) No.390 (園長日記)

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