Diary

今こそ遊びの充実を


昨日、今日二日間にわたり、キリスト教保育連盟東北部会の研修会・総会を遠刈田温泉(宮城蔵王)を会場に「今こそ遊びの充実を」のテーマのもと河邉貴子先生(聖心女子大学教授)を講師にお迎えし開催しました。河邉先生の講演は保育現場での実体験を織り交ぜたロジカルで裏付けのあるもので、子どもたちの成長にとって『遊び』がいかに大切であるかを再確認・再認識さられました。そして、その遊びの大切さを我々がしっかりと発信しなければならない事も思わされました。今回の総会研修会は例年と違い、東北部会の多くの加盟施設において震災被害があり参加園・参加者が激減することも予想されましたが、多くの方々が参加して下さいました。特に原発事故の渦中にある福島県沿岸部の園の先生方が参加して下さったことに敬意を表するとともに、放射線の影響で園の存在すら危ぶまれている施設の苦悩、戸外遊びができない子どもたちのストレスの実態、園長、保育者の切実なる悩みをお聞きし言葉を失いました。そのためにも原発事故問題が少しでも早く収束し、そんな悩みが解消されることを願い祈るばかりです。
また、キリスト教保育連盟から理事長の長山篤子先生、宮内柔子前主事が問安にいらしてくださいました。長山理事長はじめ、全国の連盟施設の方々が被災地・被災者に心を痛め祈っていて下さっていること、復興のために連盟が中・長期的な支援を表明して下さったことにに励まされた参加者が多かった様に思いました。
今回研修会に参加できなかった多くの職員に河邉先生の講演内容を伝え、子どもたちの成長のために共通理解すると共に保護者の皆様にもお伝えしたいと思います。




2011年05月14日(土) No.387 (園長日記)

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