Diary

引き継ぎの季節


今日で2月も終わり明日から3月を実感させるように暖かい一日になりました。日に日に卒園式が近づいてくるにつれ、さらに本格的に準備が始まり、この時期お馴染みの讃美歌や卒園式ならではの歌が聞こえてくるようになりました。と同時に、これまで1年間、5歳児が担ってくれていた子どもたちの出欠を確認する人数当番や午後の検食を僕のところへ届けに来るという当番活動の引き継ぎが始まり、5歳児が4歳児を引き連れて仕事を伝えてくれます。中にはどっちが5歳児かわからないような面白い姿も見られるのですが、それは、4歳児が5歳児になるという喜びと自信に溢れているからなのかも知れません。しかし、それもこの時期の伝統となっているようで微笑ましく見ています。
 さて、園庭の環境が変わったことで子どもたちの遊びにも新たな変化が見られるようになりました。一つは園庭中央のケヤキの木を取り囲む回廊のようになった丸太を渡って遊ぶ姿、そして、もう一つが遊具小屋の西側に新設したカウンターに上って遊ぶ様子が見られるようになったことです。本当は子どもたちの身長に高さを合わせて作ってあげたかったのですが、窓の高さに合わせたこともあり子どもたちにとってはカウンターという感覚がないようで、入口とは反対側の窓から出入りできるようになったと喜んでいる様子もあるので心配していたのですが「窓から出たり入ったりすると、泥棒だよ」と子どもたち同士でも伝え合う様子が見られホッとします。また、設置作業で結構な箇所、深さを重機で掘ったため、これまでなかった石が転がっています。その石を5歳児めぐみ組のT君、S君を中心に男の子たちがたくさん拾い集めてくれました。そんな中にハート型やツルツルしている石を見つけると宝物を発見したかのように握りしめ、大切にポケットに入れていました。そうかと思えば、文字を書ける石を見つけ、三目並べをする姿に驚かされます。明日もきっと多くの子どもたちが楽しいことを見つけ、奇想天外な事をして遊ぶ姿を見ることができる事を期待していますが、咳や嘔吐や熱で欠席・早退する子どもたちが見られています。そして、花粉症に悩まされる辛い時期が重なってきます。体調管理をしっかり行い、残り1ヶ月となった今年度の保育園生活を満喫して欲しいと思います。
2023年02月28日(火) No.3494 (園長日記)

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