Diary

気づきましたか?


日々保育園で過ごしている子どもたちは、先生たちの髪型や靴の変化、保育室や園庭の環境など人的・物的環境のわずかな変化にも直ぐに気づきます。その感覚に鋭さ驚かされるのですが、我々保育に関わる者も送迎の際等に子どもたちや保護者の方々の表情は様子に目を向ける(視診する)ことが求められます。そして「〇〇ちゃん・くん髪切ったんだね」とか「新しいジャンパー買ってもらったんだ」と声をかけるようにしています。中には「園長先生おはよう!あのね、〇〇買ってもらったんだ」とか「お箸新しくなったんだよ」と嬉しさを堪えきれず自分から教えてくれる子どもたちもいます。そして、今朝は、この休みの間に手を加えた園庭の変化に気づき「うわ〜すっげ〜!」「どうなってるんだ?」「ここに上ってみよう!」「楽し〜い」と言いながら遊ぶ姿が見られましたが、おそらく多くの保護者の方々は新たになった箇所に気づくことはなかったのではないでしょうか?それは、変化した箇所や新たになった所がこれまでと同じケヤキを使って作られた事により違和感なく溶け込んでいたからだと思います。一方、これまでも子どもたちが喜んで遊んでくれる事を願いながら作業に取り組んでくださっているYさん、Nさん。そして昨年度もお手伝いして下さった卒園児R君のお父さんのSさん、3歳児てんし組のNちゃんのお父さんにお手伝いいただき、子どもたちが楽しく遊ぶ姿をイメージしながら作ったものの、遊具小屋の前に組んだ丸太をクライマーのように軽々と上る姿から、子どもたちの思考回路は我々大人の思考回路を超越していて、想像を超えた遊び方、使い方をすることに改めて気付かされました。今日の子どもたちの姿から、遊具小屋の屋根の上に上ってしまう(上りたくなる)子どもたちが出ないとも限りません。しかし、取り返しのつかない事故や怪我につながることもあるので、簡単にOKを出すことはないでしょう。そう思いながらも、桜が満開になった時、子どもたちと一緒に屋根の上でお花見ができたら何とも贅沢で素敵だろうなあ?そんな事を考えてしまいました。
2023年02月27日(月) No.3493 (園長日記)

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