Diary

伝えなければならないこと


寒さが緩み、雪や氷が解け始め、雪が雨に変わることを意味する「雨水」。この「雨水」に雛人形を飾り始めると良縁に恵まれる」という言い伝えから、雛人形を飾るのにおすすめの日だそうで、保育園でもそんな言い伝えに倣って、毎年(今年は18日)雨水に合わせ5歳児が玄関ホールと2階ホールに雛人形を飾ってくれます。特に玄関ホールに準備される七段の雛壇は年代のもということもあり組み立てるだけで一苦労。そんな雛壇のどこに人形を置くのか子どもたちと先生が確認しながら話し合いながら慎重に飾り付けてくれていました。これから「ひな祭り」までしばらくの間、多くの子どもたちが雛壇お前で立ち止まり人形たちを興味深く眺める日が続くことでしょう。(朝、園庭の大きな桜の丸太の上に登っていためぐみ組のEちゃん、Sちゃん、Tちゃんが三人官女のように見えてしまいました。)
 一方、寒さが緩むことでこれまで凍っていた園庭がぬかるむようになり、着替えの回数が多くなり、靴も泥(砂)で覆われ、ゴマのおはぎのようになってしまいます。その泥や砂を払い落としてから玄関に戻ってくれるといいのですが、なかなか徹底することは難しく玄関が砂だらけになってしまいます。特に一晩、靴箱に置かれ夜のうちに乾燥した靴を翌日履くため、数人の子どもたちが玄関先に置いただけであっという間に砂だらけになり、エンドレスで掃き掃除をしなければならないほどです。同様にトイレのスリッパも使った後、並べて置かれず、バラバラになっていることも・・・。いずれのことも保育園という集団生活の場と家庭との環境の違いが大きいことが原因かと思いますが、幼い頃から社会生活の中で必要なこととして伝えていかなければならないことがまだまだあることを思わされます。
2023年02月20日(月) No.3489 (園長日記)

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