Diary

怪しげな声が・・・。


バレンタインデーが過ぎたというのになお、園庭のあちこちでは小さなショコラティエたちが手も服も長靴もチョコまみれにして忙しそうに仕事をしています。と言っても、それはチョコ作りを目的にして遊んでいる子どもたちだけでなく、ドッジボールをしていても鬼ごっこをしていても乗り物に乗って遊んでいても霜や雪が融けてどろどろになった園庭で遊ぶだけで否応なしにそうなってしまうのです。中にはそんなきれいなジャンパー(身につけるもの全て)着て遊んで大丈夫?と心配してしまうことがあるのですが、そんな子に限って積極的に泥遊びをするのです・・・。てなわけで今日も外遊びを終え保育室に戻る際、多くの子どもたちが着替えをしなければなりませんでした。一方、皆が園庭でどろどろになって遊んでいるのに、職員室の脇の扉のところから怪しげな声が聞こえて来ます。一体誰が何をしているのか見てみると、1歳児うみ組のR君が一人楽しそうにしているのです。特別遊具があるわけでも不思議な事物があるわけでもないのに。そんなR君に「Rちゃん何してるの?みんなお部屋に帰るようだけど一緒に行かない?」と話かけるのですが、ニヤッと笑うだけで保育室へ戻る気配はありません。すると、そこに近くにいたR君とそら組にIちゃんが加わったことで、さらに気分が盛り上がり、話しかけ度にその場でジャンプしながらゲラゲラ大笑い。しかし、このままでは給食の時間に支障がでると思い、一輪車を準備し「これに乗ってお部屋に行かない?」と聞いてみると、途端にお部屋に戻ろうというモードに切り替わってくれたようで、三人まとめて一輪車で保育室まで送り届けることができました。R君に限らず、子どもは狭いところ、大人に見つかることなく隠れられるところを好む傾向があります。R君はきっと担任の先生たちに見つかることなく自分の時間をスペースを楽しんでいたのでしょう。同様に、5歳児めぐみ組のA君とM君が「ねえ、園長先生何か手伝うことなあい?」と聞いて来たので、先日除雪して固まったままの雪が融けやすいように砕く手伝いをお願いしたところ、自分たち以外誰もいないところで特別なことをしているという喜びがあったのか、大人が使うスコップを手に「楽しいね」と言いながら除雪作業を手伝ってくれました。この作業に加え、今日に引き続き、明日も気温が上がるとのことですので堅い塊も一気に融けてくれることでしょう。
2023年02月17日(金) No.3488 (園長日記)

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