Diary

一月往ぬる二月逃げる三月去る


これまで園庭で遊んでいる時、先生たちは自分の時計を頼りに保育していました。しかし、今日の午前中、今年度卒園するのぞみ組・めぐみ組の保護者から卒園記念品としていただいた屋外用の壁掛け時計が園舎2階のバルコニーに設置されたことで、園庭のほとんどの場所から時間を確認でいるようになりました。これで先生たちはもとより、年齢によっては子どもたちに「長い針が〇〇のところになったらお部屋に戻ろうね」と伝えることができるようになったのです。しかも、これまでの腹時計とは違い、狂いのない電波時計なので時間が正確!僕もこの時計を見ながら外仕事ができるようになり本当にありがたい限りです。5歳児の保護者の方々はもちろん、皆さん送迎の際にでも園舎2階のバルコニーに設置された保育園のキャラクターが描かれた唯一無二の素敵な卒園記念品を是非ご覧ください。
 さて、この時計の設置作業に立ち合わなければならなかったため、今日行われた2歳児ほし組・つき組の保育参観は園長の挨拶はさせていただいたものの、肝心な子どもたちと保護者の方々が一緒に過ごす様子を見に行くことができませんでした。しかし、終了後に活動の様子を聞くところによると、節分を前に新聞紙で作った豆を使った豆まきが行われたとのこと。そのためにほし組のY先生が派手なかつらを被り鬼のパンツを履き鬼役をしたというのです。もちろん、子どもたちが怖がることがないようにとの配慮がなされたようですが、参加して下さったほし組のSちゃんのお父さんによると、それでも怖くて固まってしまいSちゃんだけでなく豆を投げることができなかった子どもたちもいたというのですから迫真の演技だったのでしょう。そんな様子を聞くと更に遊んでいる様子を見ることができなかったことが残念でなりません。
 ところで、先日来、園庭の工事について書かせてもらっていますが、なんと偶然なこと、園バスや軽トラックの整備、そして今年度は畑のことでお世話になっているYさんが「園長先生、畑に軽トラ2台停められるように木パレ(木製パレット)もらえるんだけど、保育園でも使わない?」と言うのです。これまでも割った薪を重ね乾かすために使っていたこと、また、壊れた時には焚き付けに重宝すること、そして、場合によっては今回の園庭整備に使えることもあり、「いただきます」と返事をし、運送会社へ軽トラを二往復させ運んできました。驚いたことに何度も使っていると思っていた木製パレットは費用を払い廃棄物として処分していたというのです。運送業者にとって不用品となるものを喜んで運んでいく我々に「本当にいいんですか?ありがとうございます。これからもたくさん出ますので必要であれば連絡してください」とまで言って頭を下げられ何だか不思議な気持ちに・・・。世界中でSDGsが叫ばれる時代にまだまだこんな風に処分されているものがあることを知るいい機会になりました。今日いただいてきた木パレ、燃料となってしまうか、はたまた子どもたちに喜んでもらえる何かに変わるかはアイディアとセンス次第でしょう?でもそこが難しく責任重大なところなのですが・・・。
2023年02月01日(水) No.3475 (園長日記)

No. PASS