Diary

毎日だからこそ


当たり前なことですが、子どもたちと毎日過ごしていると髪を切ったとか靴が新しくなったとか、ちょっとした変化に気づくことができるのですが、反対に毎日一緒にいると身長の変化(大きくなっていること)に気づかないことがあるものです。特に子どもの身長の変化には目を見張るものがあり、5歳児などは一週間合わないでいると思わず「ねえ、なんだかすごく大きくなったんじゃない?」そう声をかけてしまうことがあります。今年2022年の保育は明日が最終日となり、既に多くの子どもたちが年末年始のお休みに入っていますが、年が明け登園してきた子どもたちに会った時、成長に驚かされることでしょう。
 さて、出勤の際、毎日目にしている、仙台駅が雲や日差しの差し方の影響からいつもと違うどことなく幻想的な雰囲気に包まれていて素敵に見えるのです。しかし、年末、しかも早朝ということもあるのでしょう、誰もそんなことに目も暮れる様子もなく歩いています。僕は、もしかしたら、天気が崩れるなんてことがないといいなあ、そんなことを思いながら改札に向かい、電車の出発を待ったのですが、日中、風もなく日差しが降り注ぐ暖かささえ感じる一日となりました。そんな中、ランチルームで焚かれている暖炉の上には、畑で育てた大根で「へそ大根」を作るべく鍋が置かれていました。最初は特別気にならなかったのですが、大根に火が入って行くうちに独特な匂いが漂い出して園庭で作業をし、園舎内に戻ると一体どうした?何が起こった?と思ってしまうほどでした。これから、寒さが本格的になる中、朝夕の寒さで凍ることを繰り返し美味しいへそ大根へと変わっていくことと思いますが、毎日見ていても、その変化に中々気づくことはできないことでしょう。だからこそ、小さく縮んだ大根を見た時の驚きも大きいのかも知れません。そう考えると、これからの寒さも楽しみにできそうです。
2022年12月27日(火) No.3454 (園長日記)

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