Diary

オアシス


何日ぶりでしょうか、久しぶりにまとまった雨が降ったことで未満児クラス前の園庭はサバンナに現れたオアシスのような大きな水溜りができました。すると、水を求めて集まってくる動物のように子どもたちが集まってきて、朝から水遊びが始まり絶滅した恐竜の島づくりをするなど賑やかな声が響きました。それだけではありません、カラカラに乾燥していた園庭も雨によって柔らかく簡単に穴を掘ることができるようになり、シャベルやスコップを持った子どもたちがあちこちで砂(泥)遊びに興じていました。同様に畑も雨によってぬかるみ、何人もの子どもたちが長靴を履いて泥の感触を楽しんでいましたが、中には足(長靴)が抜けなくなり脱出するのに必死になる様子も見られました。子どもたちが雨(水溜り)を喜ぶように、雨に濡れた畑の野菜たちが生き生きして見えたのですが、5歳児の子どもたちが植えたキャベツは青虫に食べられたのでしょう、葉っぱに芸術的な穴が空き、そこに差し込む太陽の日差しが面白い影を作ってくれていました。芸術的といえば、1歳児そら組の保育室前に、子どもたちが描いた絵が飾られていましたが、その絵に添えられた子どもたちがどんぐりの帽子のようなベレー帽をかぶっていて、微笑ましく見ることができました。雨や風、日差し、生き物などなど人間が創り出すことができない(自然が与えてくれる)保育教材の素晴らしさと、それを生かすことができる保育を行うことの大切さ、保育園が子どもたち、保護者にとって最高のオアシスでなければならないことを再認識することができました。
2022年11月24日(木) No.3430 (園長日記)

No. PASS