Diary

どうかお願い!


今朝、外の掃き掃除をしている僕に「園長先生、Hだよ!」そう声をかけてきた5歳児めぐみ組のH君、いつもならば、お母さんの自転車から降りるとすぐに保育室に行くのに、今日は何があったかと思ったら、保育室に行く前にハロウィーンに合わせ、ガイコツのコスチュームに身を包み登園した姿をわざわざ見せに来てくれたようなのです。お母さんが颯爽と自転車を漕いで玄関へ向かったときには「おはよう!」と挨拶を交わしたものの、H君が仮装していたことには気付かなかったため、そのいでたちにはビックリ!園庭で遊んでいた子どもたちの中にもH君のただならぬ姿に近づいて来てフェンス越しに「すっげ〜!」と驚く姿がありました。この「ハロウィーン」僕の学生時代にもそれなりに楽しむことはあったのでしょうが、今ではすっかり日本の文化となった感があります。しかし、本来の意味合いを知ることなく、大人たちの仮想大会になってしまうなど度を越してしまっているように感じてしまうのです。H君が(子どもたちが)嬉しそうに衣装に身を包みお菓子をもらいに行くのであれば可愛らしいと言えるでしょうが、ニュースや新聞で伝えているようにお隣の韓国で悲しい事故が起きてしまいました。それでも東京渋谷では警察官が大勢の人々の警備・誘導に当たらなければならないほどの人出となり迷惑行為も見られるというのですから節度を超えてしまっているように思えてなりません。今日帰宅するとき、仙台駅前でも寒さを感じる時間帯に季節外れの衣装に身を包んだグループやハロウィーンでない日に歩いていたら間違いなく職務質問されるであろうという衣装を着た若者たちがはしゃぎながら写真撮影に興じたり騒いだりする人たちで溢れていました。コロナやインフルエンザが増えることがないことを祈りますが、12時を迎え11月1日になった途端、街は若者たちの喧騒を他所にクリスマスに向けてのディスプレー準備へ変わることでしょう。
 さて、園庭のカツラの木の葉が色づき始め、わたあめのような香りを漂わせるようになり、ケヤキやさくらは次々葉を落とし始め空がよく見えるようになりました。その落ち葉を使って焼き芋をする予定ですが、収束が近いと思っていたコロナウイルス感染症により、お休みしなければならない職員・子どもたちや発熱等でお迎えをお願いしなければならない子どもが増えています。明日から11月となりますが11月も収穫感謝や祝福式、5歳児の遠足、月末にはクリスマスを迎えるためのアドベント期間に入ります。そんな中、コロナに加え、インフルエンザの流行も心配しなければならない季節となります。子どもたちが楽しみにしている行事が可能な限り延期や中止になることがないよう、体調が悪い時や前日に発熱が見られたといったときには感染拡大防止のためにもお休みしていただけますようお願い致します。
2022年10月31日(月) No.3414 (園長日記)

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