Diary

試運転


10月も残り一週間となっただけのことはあり、朝夕の冷え込みから一気に秋が深まっていることを痛感させられます。もちろん身体を動かしている時には気にならなくとも、夕方日が暮れてから事務仕事をしていると足元からヒンヤリとした感覚が襲ってくることを感じます。しかし、寒さに強いのでしょう、子どもたちの中にも先生たちにも保護者にも相変わらず半袖のTシャツ姿でも平気だという猛者がいるのに驚かされます。お腹回りをヒートテックならぬミートテックで防備している僕でさえ夕方は寒さを感じます。そこで、これから寒さが日に日に厳しくなることに備え、この秋初めて暖炉(薪ストーブ)に不具合がないかどうか調べることを兼ね火を入れ試運転をしてみました。幸いなことに、ホコリを払いポリッシャーを掛けきれいになった暖炉からは煙が逆流することも不具合を感じることも無く、オレンジ色の炎がパチパチと音を立てながら薪を燃やし、暖かさを提供してくれました。そんな暖炉を取り囲む木製の柵の上でくつろいでいた(乾かされていた)オランウータンはさぞかし気持ち良かったことでしょう。一方、寒さと共に虫たちの活動も少なく、また鈍くなってきた感があり、これまで子どもたちが必死になって追いかけても捕まえることができなかったバッタが簡単に捕まえられるようになりました。もう少し本格的な寒さが訪れると活発に活動していたアリたちの姿が見られなくなり、反対に冬の到来を知らせる雪虫の姿が見られるようになることでしょう。寒さが深まると身体を動かすのが億劫になりがちですが、そうならないように神さまは薪作りという大切な仕事を与えてくれているようです・・・。頑張らなければ!
2022年10月24日(月) No.3409 (園長日記)

No. PASS