Diary

いかがでしょう?


夏、高いところから太陽が日差しを降り注いでくれていましたがm一日一日、夜明けが遅くなり、日暮れが早くなり、太陽が日差しを降り注ぐ位置も低くなってきました。そのためでしょう、今朝8時頃、これまでとは違った影が見られるようになってきたことに気付いた4歳児あい組のMちゃんが一緒に遊んでいたはと組のA先生に「お馬さんみたい」と伝えてくれたというのです。そこで「どこ?どこ?」と聞いてみると、「あそこ」と言って指を指すので見てみると園庭の桜の木にMちゃんが「馬」に見えた面白い影ができていのです。年齢的な差があるからでしょう、僕には「ゴ◯ラ」のように見えてしまったのですが、A先生と共に子どもたちがいかにさまざまなところに目を向け感じていることに気付かされた出来事でした。一方、気付いていても遠慮したり、我慢しているのか、バスが止めてある正門近くの柿の木に鳥が喜んで食べそうな赤く完熟て柔らかそうな実が二つあることに気づきました。そこで、近くにいた子どもたちに「この柿、美味しいと思うんだけど食べてみない」と声をかけてみると、それまでビートル(車型の遊具)とその隣りの丸太で遊んでいた5歳児のぞみ組の女の子たちが遊びの手を止め「食べる食べる」「美味しそう」と目を輝かせてやってきました。そんな子どもたちに「柔らかいから、潰れないようにそ〜っと持ってね」と声をかけ掌に載せてあげると、落とさないように大切そうに職員室前の水飲み場まで運び、その後、担任のW先生に皮を剥いてもらい美味しく食べていました。硬いうちは渋い柿が完熟すると渋みは一切感じられず甘さが際立つこと、それを鳥たちが分かっていることの不思議を感じます。
 さて、いつものように職員室前のバルコニーで遊ぶ子どもたちが大勢いましたが、グレーのパーカーを被った4歳児あい組のF君が「園長先生、忍者だよ」と言いながらやってきました。しかし、どこからどうみても忍者には見えません。そこで、パーカーを脱いでもらい、持っていた風呂敷を頭(顔)を覆ってあげました。すると、自分がどんな風に見えるのか気になる様でサッシを鏡にして確認し、納得したのかニンマリ!すると、そんなF君の姿に「えっ、僕も忍者になりたい」「私も」と忍者希望者が次々登場したのですが、あいにく風呂敷は3枚しかなく、保育室などにあった布で代用するものの全員の希望を叶えて上がることは難しく我慢してもらうことになってしまいました。それでも、数人の忍者に刺激を受け、自分たちも忍者になった気分を味わっているかのように、園庭のジャングル(丸太の迷路)で飛んだ跳ねたり隠れたり・・・。これがきっかけで恐竜ブームの次は忍者ブームとなるでしょうか?
2022年10月20日(木) No.3407 (園長日記)

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