Diary
蜘蛛のよう
お天気がいい日、職員室前のバルコニーは格好の遊び場となり相変わらず子どもたちの声が響き、朝きれいに消毒(拭き掃除)をしたサッシがあっという間に子どもたちの手形やキスマークでいっぱいになります。また、誰かしらが柱上りに励み、順番を守りながら上を目指して上っています。そこで、子どもたちの目標と達成感を味わってもらうべく、頂点に鈴を取り付けてあげました。すると、これまで以上に挑戦者が増え、いつの間にか上まで上ることができる子どもたちが増えているではありませんか。今日も、いつもの顔ぶれである3歳児ひつじ組のKちゃんとNちゃんが手足を器用に使って上を目指しています。そんな2人の様子を見て手本を見せてあげたいのでしょうか、4歳児あい組のA君が不思議な足の使い方で蜘蛛のように見事に上り、また、同じあい組のMちゃんは「園長先生写真撮っててね」と言いながらスイスイと上って鈴を鳴らして下りてくるのです。こんな日々の遊びが先日の親子でご覧いただいたような子どもたちの身のこなしに繋がっているのだと思います。そして、こんな経験が、今朝仙台駅前のファッションビルなどで行われていた窓掃除をするプロに繋がらないとも言えません。
さて、紅葉することがないような勢いで桜の葉が落ちてきているような気がしていたのですが、3歳児ひつじ組のR先生が、そんな落ち葉を子どもたちの帽子にテープで留めてあげていました。すると、たった二枚の落ち葉を留めてもらっただけで、「わたし、うさぎになったんだあ」と嬉しそうにしているのです。鈴や落ち葉というちょっとしたきっかけ・アイテムをもとに遊びや活動が発展していく、それを再確認・再認識することができた朝でした。
2022年10月12日(水)
No.3401
(園長日記)
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