Diary

力を合わせて


子どもたちの行動を見ていると、「どうして?」「これをしたい」「おもしろい」と思ったことは何としてもやり遂げようとすることが伝わって来ます。毎年美味しい蜜を子どもたちに与えてくれるメドーセージの蜜を吸いたい3歳児てんし組の子どもたちが職員室の近くのチャボヒバのところに集まり手の届かないところで咲いている花を眺めているのです。中には園庭のどこからか見つけてきた枝を使って叩き落とそうとしたり、古タイヤを運んできて手に入れようとしたり・・・。しかし、チャボヒバと競うように大きくなってしまっていることもあり願いが叶いません。そこで、「あのさあ、あっちの玄関の方のフェンスのことろに転がっていたタイヤが4つ繋がっているの運んできたら?」と声をかけてみました。すると、子どもたちの必死さに気づいてくれた担任のN先生も手伝って、木の下までタイヤの遊具が運ばれてきて、再トライとなりました。しかし、そのタイヤに上っても花に手が届かず諦めモード。ちょうどその頃、園見学の方々をご案内する予定があったため、その後どうなったかは見届けることはできませんでしたが、きっとN先生が子どもたちの願いを叶えてくれたと思いますが、もし、そうでなかったとしても、自分たちで頑張ってみることで満足感を得て、諦める(納得する)ことができることでしょう。一方、3歳児が蜜の収穫に必死になっている木の側では5歳児の子どもたちがペダルカーにワイドカートという遊具を連結させ楽しそうに遊んでいます。そのうち、それだけでは満足できないらしく前輪に古タイヤを履かせて走らせていました。これまで後輪または全てのタイヤに古タイヤを履かせて走らせる子どもたちは結構見てきましたが、前輪にだけ履かせて走るのを見たのは始めてです。
 このように時代が変わっても子どもたちが知恵と力を出し合い楽しそうに遊ぶ姿・笑顔を見るのは嬉しいものですが、それは、外遊びに限ったことではなく、「ごろすけおばちゃん」ことKさんが月一回ペースで保育園に来てくださり、絵本や紙芝居を読んでくださったり、お手玉や手遊びなどをしてくださる時も嬉しく、今日は4歳児の子どもたちが絵本を読んでもらい、お手玉遊びをして素敵な笑顔を見せていました。
2022年09月21日(水) No.3387 (園長日記)

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