Diary

深まりゆく秋


「秋の日は釣瓶落とし」の言葉通り、このところ急に日暮れが早くなり、朝は日の出が遅くなりました。また、朝夕肌寒さを感じるようになり、秋が確実の深まっていることを感じられるようになりました。一方、今週は曇り空が多く、秋らしい「ひつじ雲」や「うろこ雲」といった秋の雲が見られず、カラッと乾いた空気感も感じられません。ところが、栄養士のY先生が明日の「十五夜」に合わせ、玄関ホールに栗や梨やぶどう、そして月見団子にススキや萩などを飾り付けてくれたため、送迎の際に多くの子どもたちと保護者が足を止めて眺めていました。また、本日9月9日は五節句の1つである「重陽の節句」だそうですが「菊の節句」とも呼ばれ、菊酒を飲んだり、栗ご飯を食べたりして無病息災や長寿を願うそうです。そんな風習に倣って給食でも栗ご飯や菊の花が入った和え物が提供され秋を感じさせてくれました。思えば幼いころ、家の縁側にY先生が飾ってくれたような秋の味覚を飾ってくれて、そこから月を愛でたような記憶がよみがえりました。しかし、今ではそんな習慣を行うのは、「幼稚園、保育所、認定こども園」といった乳幼児施設だけだろうと思っていたところ、意外や意外、ご家庭でも楽しんでいる方々が多いようで、飾りつけされたテーブルの横に自由に持ち帰ることができるように置かれたススキを喜んで持ち帰る姿が見られました。幸い、明日はお天気が良さそうですので、家族で月(夜空)を眺めることができることでしょう。一方、アポロ計画以来となる宇宙飛行士による月探査に向けて準備が進められていますので、月から地球を眺める映像が見られるのもそう遠くないでしょう。
2022年09月09日(金) No.3380 (園長日記)

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