Diary

珍しい


昨日、夢中になって泥団子を作ったA君に「ねえ、園長先生壊れないように預かっておいて」そうお願いされたため、潰されたり壊されたり、雨が当たり崩れてしまうことがないように職員室前のバルコニーで大切に保管しておいたのですが、午前中雨が降っていて外遊びの時間がほとんどなく保育室やホールで過ごしていたためか、昨日のことは忘れてしまったのか、珍しいことに昨日あんなに夢中になっていた子どもたちが誰一人見に来ることはありませんでした。しかし、しっかり握られていた泥団子は一つも壊れることなく形を保っていました。このまま乾燥が進むと石のようにカチカチになりそうですが、その前に誰かが思い出し取りにきてくれるまで預かっておこうと思います。
 さて、これまでもお父さんやお母さんが外国人という子どもたちが在園していたこと、そして現在も5歳児のぞみ組のK君、3歳児ひつじ組のAちゃんのお父さんが外国人ということもあり送迎の際や誕生会にいらしていただくと子どもたちは特別感や抵抗感もなくフランクに話しかける姿が見られます。ところが、先日、来日なさっていたK君Aちゃんのおばあちゃん(グランマ)が、今朝お父さんと一緒に二人を連れて来ると、珍しく多くの子どもたちが「ねえ、だあれ?」「英語の人なの?」と次々話しかけるのです。当然日本語がわからないグランマには何を言っているかわからないのですが、何となくコミュニケーションが取れているのが何とも面白く、日々こんな関わりがあれば英語嫌いや外国人に話しかけられてどぎまぎするようなことはなくなるように思えました。そして、普段2人のお孫さんが過ごす保育園をご覧になり「可愛らしい」「素晴らしい」と喜んでおられましたが、そんなお母さんと笑顔で話すお父さんの表情は、いつも2人の送迎の時とは違い、久しぶりにお母さん(マミー)と過ごせている喜びが溢れ出ていました。そして、お父さんの本当の顔を見たように思います。そんなダディーとグランマと一緒に園内を歩き必死に案内している僕を子どもたちと何人かの先生たちが物珍しそうにニヤニヤしながら見ていました。そして、僕はと言えば、普段使うことがない英語を話すために脳をフル回転させなければならず朝からクタクタになり「あ〜あ、英語が話せたらなあ!?」と痛感させられました。
 そうそう、大河原駅で電車を待っていると、どんな時に使われるのか、見たことのない珍しい車両が走っていました。
2022年09月08日(木) No.3379 (園長日記)

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