Diary

晴耕雨読!?


「晴耕雨読」とは、言わずと知れたように、晴れた日は畑に出て耕作し、雨の日は家で読書することですが、子どもたちは晴れていても今日のように雨が降っていても何かしら体を動かして遊んでいてことわざ通りにはなりません。もちろん雨の日は園舎内という限られたスペース、限られた備品・玩具を使っての活動となるため園庭と違い少々ダイナミックさは欠けてしまいます。しかし、今日の朝番担当だったY先生は子どもたちが雨の日でも活発に遊べるように2階ホールにマットや滑り台やなど様々な遊具を並べてくれたお陰で朝から子どもたちの賑やかな声が響いていました。そうかと思えば、5歳児、のぞみ組めぐみ組の子どもたちは「光の子まつり」と名付けたイベントを企画していることもあり、今朝も保育室でその準備に取り組む姿が見られ、保育室のテーブルには出来上がった品物が並べられているのです。その中の焼きそばの色は真っ黒で極太な群馬県の太田市の「太田焼きそば」あるいは、秋保温泉で有名な「さ〇ち」のおはぎのような色合い!そんな中、くじびき屋を開店するために数字を書き切る作業をしていたHちゃんに「これいくつあるか数えてみて」と話して景品を渡してあげたところ「え〜っこんなにたくさん数えられない」という返事が返ってきたものの、しばらくすると「97個だった!でも97まで数字書けない」と報告しに来るのです。それでも、みんなで話し合ったのか、夕方には手描きの大小様々な四角の中に数字が書かれた番号札が継ぎ接ぎだらけの段ボール箱の中に入れられていました。
 さて、こんな風に子どもたちが園舎内で過ごしている時、雨が降り続く園庭ではいつもなら忙しそうに動いているアリたちも晴耕雨読ではないでしょうが姿が見られず、また、巣に水が入らないようになのでしょうか、入り口がしっかり閉じられていました。反対に雨が当たらない園庭中央の二階建ての家の一階部分の乾いた砂には複数のえくぼがあり、そこにはアリを待ち構えている主人(あるじ)アリ地獄が住んでいるのですが、さすがに今日は暇な一日になったことでしょう。
2022年08月30日(火) No.3372 (園長日記)

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