Diary

まさかの地上絵!?


昨日、物置から運んできた大きなゴザのお陰で子どもたちの遊びに変化が見られるようになりました。今日も園庭に広げられたゴザの上で4歳児あい組の男の子たち数人が楽しそうに遊んでいるので様子を見に行ってみました。すると、顔(ほっぺ)が砂まみれになったY君の上にY君、A君、R君、H君が跨ったかと思ったら、Y君が腕立て伏せをするかのように上半身を持ち上げると上に乗っていた子どもたちが転がり落ち大喜びしています。どう見てもY君は重くて苦しそうで、揉めてしまうのでは?と思い「ねえ、ねえYちゃん重くて苦しいんじゃないの?」と聞いてみると「うん大丈夫」と返事が返ってきたと思ったら転がり落ちた仲間たちに「早く乗って」と催促して同じことを繰り返して大喜びしています。そこで、改めて何をしているのかよ〜く観察していると、どうやらY君は強い恐竜になりきっていて、仲間をその背中に乗せて遊んでいたと言うことがわかりました。あい組は今なお恐竜ブームが続いているようですが、ゴザがあるお陰で保育室やホール以外でも遊ぶことができるようになったのかも知れません。その隣に敷かれた古いゴザの上では5歳児のぞみ組の女の子たちがお家ごっこをして遊んでいたのですが、身動き一つせず目を閉じて眠っているHちゃんをSちゃんトントンしてあげていて、それをHちゃんが見守っている様子はお家ごっこというより、物資がない時代を彷彿とさせ、担任のW先生と一緒に笑ってしまいました。たった一枚のござが子どもたちの遊びや生活を変化させてくれましたが、数日遊ぶと飽きて(慣れて)また別な遊びが始まるとともに、ここ数日憧れの眼差して見ていた他のクラスの子どもたちが遊び始めることでしょう。そして、ゴザの近くの地面に描かれた可愛らしい顔の絵、誰が描いたのかわかりませんが「ナスカの地上絵」ならぬ「まさかの地上絵」そんな風に見えてなりませんでした。
2022年08月25日(木) No.3369 (園長日記)

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