Diary

ジンクス


仙台の夏の風物詩で東北三大祭りの一つである「仙台七夕まつり」、また、冬の一大イベントとなった「仙台光のページェント」には、それぞれあるジンクスがあります。一方、園庭に植えてある柿の木やザクロ、ビワなどの果樹を見ていても何かしらの法則があるように思うのです。特に柿は豊作の年と不作の年が隔年で訪れると聞いたことがあります。確かに園庭の柿の木も昨年は結構な数の実が付いていましたが、子どもたちに取られてしまったことも影響しているの今年は余り実っていないような・・・。反対に昨年・一昨年とほとんど実が付かなかったザクロと築山の近くに植えたある栗の木には昨年と比較にならないほどの実が付いています。その原因は何故なのか調べてみると、柿が実を付けると植物ホルモンが分泌され、周囲の芽の成長を抑え次の年に実がならないようにしているといわれているそうなのです。これを「隔年結実」と言うようで、たくさん実を付けた翌年は、柿もパワーを蓄えるために休憩しているようなのです。このようなことが、みかんや栗、りんごなどでも見られるということから、合点がいきました。ということは今年あまり実が付かなかったビワは来年たわわに実を付けてくれるということでしょう。今年、園庭以外でも野菜を育てる機会を戴き、これまで複数の野菜を収穫することができていますが、そのためには、種まき苗植え後の、除草、追肥など様々な手が加えられていることを実体験(目の当たりにし)して農家の方々の大変さと収穫する喜びを感じています。同様に果樹農家の方々も素人とは違い、毎年同じように収穫できるように剪定や肥料を与えるなど様々手入れがなされていることと思いますが、来園も梅ジュースを作ることができるよう、次期を見て梅の枝の剪定をしたいと思います。
 最後に高校野球ファンのみならず、東北の多くの方々が深紅の優勝旗が白河の関を越えることを待ち望み興味関心を持っていた、その願いが遂に結実し優勝旗が宮城県にやってきました。雪が多い東北や北海道では積雪や寒さから冬場はグランドで練習することは不可能となり、優勝することは難しいといったジンクスめいたことがあったかも知れません。しかし、今では室内練習場が充実するなど環境も整ってきたチームも多く、これまでのようなジンクスは払拭されることでしょう。コロナ禍にあり嬉しいニュースが少ない今、この優勝は地域を明るくしてくれることでしょう。仙台育英の皆さん、優勝おめでとう!プロ野球でも、東北に同じような喜びが訪れることを願うものです。
2022年08月22日(月) No.3366 (園長日記)

No. PASS