Diary

愚痴になってしまいました


昨日は東北とは思えないうだるような暑さだったこともあり、今日も結構な気温になったはずなのに、若干涼しさを感じるという、不思議なことが起きました。しかし、子どもたちの身体は正直でシャワーでも浴びたかのように汗で髪がびしょびしょになりながら遊ぶ様子や、涼を求めるかのように水遊びに興じる姿があちこちで見られました。また、この暑さがいい影響を与えてくれたのか、未満児の子どもたち用に作られた園庭のフェンス際に卒園記念として植えていただいたブルーベリーの木にたくさんの実が付き色付き出しました。それに気づいた子どもたちは喜んで実を積み美味しそうに味わっていました。こんな子どもたちの姿に喜びを感じるのですが、今朝の地元紙「河北新報」の一面に、東北6県の公立小中高校などで2022年度、教員の定数に対する欠員が335人に上るということが書かれていました。主な要因は「代替講師の不足」とのことですが、その他にも「新型コロナウイルス感染への不安」といった背景があるようです。しかし、同様のことが幼稚園・保育所・認定こども園といった保育現場でも起きていることを感じます。コロナウイルス感染症が流行して以来、感染への不安や対応など、保育者本来の仕事とは違ったことも求められるようになり、仕事量が増えてしまという現実があります。先月、ネットで炎上騒ぎになった「底辺の仕事ランキング」に保育士もランクインしていました。しかし、ランクインした仕事は、どれも生活になくてはならない仕事ばかりで、皆さん誇りを持って務めていて順位付けすること自体ナンセンスなことは言うまでもありません。このネットニュースや新聞記事を政治家の方々選挙の時だけでなく常に気にかけ改善する術を考えて欲しいと思うのです。そのためにも、学校での授業の様子や子どもたちが下校後の先生たちの仕事、保育施設での子どもたちと保育者の関わりなどを見るだけでなく、実際に数日間実体験して欲しいと思うのは僕だけではないと思います。子どもが国の未来を守り・作って行くのであり、その子どもたちと関わっている先生たちが疲弊するようなことがないこと、そして、憧れの職業となってくれることを願わずにはいられません。
 そうそう、夕方も気温が高かったことから熱中症にならないように判断したのでしょう。いつもなら外遊びをしている時間も、エアコンが効いた園舎内で遊んでいましたが、それでも体を動かして遊び汗まみれになっていました。中でも4歳児はと組のS君やHちゃんは、これから旬を迎える福島県桑折町特産のもものようにほっぺを赤くして遊んでいました。
2022年08月01日(月) No.3355 (園長日記)

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