Diary

余韻


早いものでお泊り保育から一週間が過ぎました。先週の天気とは違い、今日は雨に悩まされることはありませんでしたが、コロナウイルス感染症の感染が拡大していることを考えると、時折雨が降ったり、足元がぬかるんだりする中でも実行したのは(できたのは)良い判断だったと思っています。さすがに5歳児は今週疲れた様子が感じられましたが、玄関ホールから保育室へ向かう階段には今回のお泊り保育に大きな影響を与えてくれた大河原町の観光PRキャラクター「さくらっきー」を描いた絵のディスプレーが残され、保育室前の廊下には思い出を描いた絵が飾られていること、また、のぞみ組めぐみ組、それぞれの子どもたちが素敵なお礼状を作って職員室に届けに来てくれるなど、まだまだ余韻に浸りながらのんびり過ごすことができた一週間だったような印象を受けました。そして、今日は2階倉庫で熟成させている春に仕込んだ味噌の天地替えをしました。仕込んだ時とは明らかに違い、蓋を開けずとも味噌の美味しそうな香りが漂う容器の中に手を入れて熟成が進んでいる味噌をかき混ぜる作業が楽しかったようで、「いい匂いする」とか手に付いた味噌を眺め「舐めてみたい」と言いながら夢中になって作業に取り組んでいました。そして、作業後もしばらくの間、ホールに味噌の香りが残り、作業の余韻を感じることができていました。
 さて、多くの子どもたちが園庭から見える田んぼを見下ろし、昨日まではなかった大きな鳥型の案山子に気付き「あれなんだ〜?」「すっげ〜!」と会話する姿が見られました。おそらく、いや、間違いなくあの鳥よけの鳥型案山子は田んぼの所有者であるHさんのお孫さんB君の提案で設置されたものだと思います。あの広い田んぼに1羽だけで効果があるのかどうか分かりませんが、子どもたちの楽しみが一つ増えたことは間違いないでしょう。来週、もしHさんにお会いすることがあれば、設置の提案者と案山子の効果をお聞きしてみようと思います。
2022年07月29日(金) No.3354 (園長日記)

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