Diary

素敵な光景・環境


真夏の碧い空に白い入道雲がむくむくと立ち上る様子を見ると、子どもたちも大好きな「めっきらもっきら どおん どん」という絵本を思い浮かべます。この絵本の主人公である、かんたという男の子が木の根っこの穴から落ちたのは、不思議な世界。そこで“もんもんびゃっこ”“しっかかもっかか”“おたからまんちん”という化け物と出会って時間を忘れるまで仲良く遊び・・・・。そんな内容の絵本の中で化け物たちはもちろんですが、僕は最初のページに描かれた入道雲がとても印象的に感じるのです。そして、今日、子どもたちがお昼寝している時間、お昼寝ができないでいた4歳児あい組のHちゃんの気分転換のために、二で人隣接する運動場の近くまで、へびいちごを取りに出かけ、ありったけの実を収穫し戻って来たとき、園舎東側の山の緑とその上に広がる青空に浮かぶ白い雲が改めて梅雨が明け、夏の到来を再認識させてくれました。
 そうかと思えば先日、砂が詰まって流れなくなった手洗い場の高圧洗浄をしてもらった際、塩ビ管の中に伸びていたチャボヒバの根を抜いてもらったのですが、その根が見事に乾燥し子どもたちにとって恰好の遊具となり、縄跳びや綱引きに使われたかと思ったら、5歳児のぞみ組のAちゃんはマフラーのように首に巻き付けご満悦。しかも、後ろからみると外国人の髪のように見えなくもありません。このように園庭にあるもの全てを遊びに取り入れる子どもたちの発想力が嬉しくてなりません。そして、午前中、突然雨が降り出しても直ぐに保育室(園舎内)に戻ってしまうのではなく、雨に当たらないところへ逃げ込み雨宿りをする姿も大好きな光景であり、改めて素敵な環境であることに気付かされます。
2022年07月08日(金) No.3340 (園長日記)

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