Diary

「wish」「hope」「want」どれ?


今日は七夕。各クラスこの日に向けて趣向を凝らした製作に取り組み、その作品と願い事が書かれた短冊がが七夕飾りとして飾られています。英語で「〜を願う、望む」という意味の言葉は「wish」「hope」「want」ですが、ほぼ不可能なことを願うときに使う「wish」、「wish」とは違い可能性がある願いにごとに使う「hope」、そして、単純ですぐに願いが叶うときに使う「want」があります。毎年、子どもたちがどのようなことを願っているのか見るのが楽しみなのです。中にはどう頑張っても無理じゃない?!とか、どうしてこれを願ったの?という「wish」の願い事が必ずあるのですが、そんな突拍子も無い願い事が年々減っているようで少々残念なのです。昨年度はコロナ禍を象徴するかのように「コロナがおさまりますように」とか「早く◯◯に行けますように」といった願いが多く見られましたが、今年はコロナを象徴する願いが減り「大きくなったらカエルになりたい」とか「人魚になりたい」という「wish」な願いが書かれた短冊が吊るされるようになりました。4歳児はと組のT先生が今朝、ハサミを持って何かを探しながら正門付近をウロウロしているので、何を探しているかと聞いてみると、短冊などを飾るための笹竹を探しているというのです。そこで「じゃあ、Hさんの山に切り出しに行ってきますよ」と声をかけ、「一緒に行きたい」という4歳児あい組のHちゃん、F君、A君、5歳児めぐみ組のRちゃんを引き連れ、散歩しながら2本の竹を切り出してきました。その光景をご覧になったお子さんを送ってきた保護者の方々に「あら〜!楽しそうだね」とか「頑張ってね」と声をかけていただき、また園庭にいた子どもたちからは「いいなあ!◯◯も行きたかった」とか「ずる〜い」と言われ、4人は特別感に浸っているのかニヤニヤしていました。この4人のお陰で4歳児の保育室の前には切り出されたばかりの柔らかい竹に色鮮やかな飾り付けがされ、その重さで素敵なトンネルができました。不思議なことに今年の七夕も天の川が見られるようなお天気とはなりませんでしたが、子どもたち、保護者の方々、職員の願いが一つでも多く叶いますように。そう祈るものです。
 さて、5歳児は「七夕」よりも「お泊まり保育」に向けた準備が楽しくて仕方がない様子。今日ものぞみ組に集まり話し合いをしていましたが、その際、特別なことが起こりました。それをきっかけでこれまで以上に気持ちが盛り上がり、2クラスの枠を越えた団結が感じられのです。話し合いが始められたばかりには「お泊まり保育」が心配だった子どもたちもいましたが、今日の生き生きとした姿・表情からはそんな心配が少なくなっていることが感じられました。
2022年07月07日(木) No.3339 (園長日記)

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