Diary

心配


先週、2歳児つき組の子どもたちが大河原教会のYさんの畑でじゃがいも掘りをさせて頂きましたが、「まだまだ残っているので別なクラスの子どもたちも」と声をかけていただいていたので、今日は3歳児ひつじ組とてんし組の子どもたちをバスに乗せて再度いもほりに出かけました。子どもたちはバスに乗ることを含め数日前からこの日を楽しみにしていたこともあり、担任の先生たちは空模様が心配でこのところ毎日何度も天気予報を確認していましたが園を出発する予定時刻ころから雨が降るとの予報が出ていたため気が気でなく出勤してすぐから「今日大丈夫ですかね?」と空を見上げていました。もしかすると、他の園であれば外遊びを止めてしまうような雨は降っていたものの、担任も子どもたちもレインコートに身を包み誰一人「行かない」とか「中止」と言うこともなくバスに乗り込みYさんにも手伝っていただき、色、形、大きさ様々なじゃがいもを沢山掘ってきて、それを宝物のように持ち帰ることができました。ところで、このじゃがいも掘りの予定(案)には、バスの中でのマナーや畑に植えてあるじゃがいも以外の野菜には触らないなどを子どもたちと確認・約束することが書かれているのですが、その全てがしっかりと守られていたこと、そして、先週出かけた2歳児と人数も違いますが、それ以上に土を掘る姿や掘ったいもをコンテナまで運ぶ速さなど体力の違いを再確認することができました。
 さて、沢山のじゃがいもを載せて園に戻ると、園庭では5歳児が「お泊り保育」に向けテントを張り、かまどでカレー作りをしていて煙が立ち上っていました。出来上がったカレーも先日のご飯炊き同様、満足いく出来だったようですので、そろそろ夕飯のメニューが決まっていくことでしょう。
そうそう、朝、5歳児の子どもたちに桜の木にぶら下げてあるブランコを押してと言われ、思い切り揺らしてあげていると、鳥の鳴き声がするのです。どうしたのかなあ?と思っているとブランコの順番待ちをしていた数人の男の子が「園長先生そこに鳥がいるよ」とフェンスの外を指差します。その指差す方をみると、飛ぶ練習をするため巣立ったばかりのシジュウカラの幼鳥がうずくまっているのです。そのため、ヒナを心配して親鳥がどこかで鳴いていたことが分かりました。そこで、子どもたちに訳を話し、「そっとしておいて」とお願いしました。その後、どうなったか様子を見に行って見ましたがヒナの姿も親鳥が心配して鳴く声も聞こえなかったことから、無事に飛んでくれたかと思いますが、先日のカラス同様、親鳥がヒナを思う気持ちとヒナの不安・心配が伝わってきました。
2022年07月06日(水) No.3338 (園長日記)

No. PASS