Diary

「地震、雷、火事、おやじ」


今日は今年度初めての全園児合同の「避難訓練」を行いました。いつものように子どもたちが思い思いに遊んでいると、非常ベルが鳴り、主任のY先生の「訓練です!今大きな地震がありました。近くにいる先生のところに〜」というアナウンスが園庭・園舎内に響くと、子どもたちは一斉に遊びを止めて近くにいる先生のところへ駆け寄り、しゃがんで身を守ります。その後「地震は治りました。でも、大きな地震はまた起こる事があります。気をつけて遊んでください」とのアナウンスに子どもたちそれぞれが避難前の遊びに戻って行きました。ところが程なくして、今度は「火事です!火事です!給食室が火事になりました。玄関前へ逃げてください」とのアナウンスが入ったため、またしても遊びを中断して玄関前まで避難することになりました。その素早さは今年度初めてとは思えないほど落ち着いていたように感じます。そして、訓練は逃げるだけでなく、給食も非常時を想定して「おにぎりと豚汁」というメニュー、そんな給食を食べる3歳児は非常時をイメージして廊下に敷かれたブルーシートの上で食べていました。
 さて、そんな避難訓練にぴったりな「地震、雷、火事、おやじ」ということわざがあります。「地震、雷、火事、おやじ」とは昔から言いつたえられた恐いものの代表とのことですが、今日お誕生会にきて下さった5歳児のぞみ組N君のお父さん、1歳児うみ組のK君のお父さん、2歳児つき組のAちゃんのお父さん皆さんが、このことわざの「おやじ」とは程遠く、自分のお子さんとだけでなくクラスの子どもたちと一緒に遊んでくれるなど怖いどころか正反対な優しいお父さんという印象。5歳児のぞみ組のN君のお父さんは汗をかくぐらい子どもたちのサッカーに付き合ってくださっただけでなく、昨年同様今年も誕生会が避難訓練と重なったため(偶然!?)子どもたちと一緒に避難してもらい、水消火器での消火訓練もしていただくことになりました。こんな訓練が本当のこととして起きる事なく子どもたちが笑顔で過ごすことができる日々であって欲しいものです。
2022年06月10日(金) No.3318 (園長日記)

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