Diary

「どう?」


程よい雨と晴天によって園庭の畑で育てられている野菜たちが生き生きと育っています。その畑に子どもたちが描いた野菜の絵がラミネートされた看板がお目見えし、畑というよりも、なんとも言えない優しさあふれる雰囲気のKitchen -Gardenへと変身したように思います。最近ハチやちょうちょが忙しそうに飛び回り、美味しい野菜が実るように受粉の手伝いをしてくれているようです。畑の側では3歳児ひつじ組のKちゃんが「園長先生見て!」と言ってどこで摘んできたのか一輪のクローバーの花を「どう?」と言わんばかりに見せてくれました。その小さな手の甲に何かが描かれていたので「Kちゃんお手手に何が描いてあるの?自分で描いたの?」と聞いてみると、恥ずかしくなったのか、内緒にしたかったのか、大切そうにクローバーを握っている手を慌てて背中の方に隠しながら走って逃げていってしまいました。その様子がとても可愛らしかったです。
 一方、5歳児の子どもたちは来月に予定されている「お泊まり保育」に向けて話し合いが始まったことが影響しているようで、今朝5歳児めぐみ組のMちゃん・M君・T君たちがピザ窯を指差して「ねえ園長先生、これなあに?」と聞いてきたので「ピザ窯って言ってピザを焼くところだよ」と返事をすると「じゃあ、お泊り保育の時、ピザがいい」と言い出しました。「いいけど、ずっと使ってなかったから掃除しなきゃいけないし、枝とか薪とか準備しなきゃならないから集めてね」「みんなで食べるには大きなピザか何度も焼かなければならないけど、最初に焼いたピザは冷たくなっちゃうよ。」などと話をすると話し合いに加わっていた一人ひとりがピザをイメージし始めたのでしょう「H君はトマト嫌いだよ」「Mもトマト嫌いだからトマトを入れないピザがいい」とピザ談義に花が咲きました。今後、のぞみ組めぐみ組で何度となく話し合いが重ねられ、さまざまなことが決まっていきますが、しばらく使われていないピザ窯が使われることが本当になるかもしれません。そのためにも、今日、きれいに掃き掃除をしておきました。このように5歳児ともなると、様々なことを考え、表現することができるようになることを再確認させられるのですが、めぐみ組のSちゃんが担任のN先生のところに「N先生にあげる」と言って葉っぱ、枝、砂、桜の実など園庭に落ちている様々なものを使って作ったうさぎのケーキを届けていました。
2022年06月02日(木) No.3312 (園長日記)

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