Diary
本当は・・・!
入園以来、お母さんと別れる際「ママがいい!」と言って一泣きする3歳児ひつじ組のKちゃん、今朝も園庭に出る際、コアラのようにお母さんに抱き付き「いやだ〜!ママがいい」と泣いていましたが、朝番担当だったN先生がお母さん代わりにKちゃんを抱っこしてくれて、何とかお母さんとバイバイすることができました。ところが、クラスの子どもたちみんなが登園し遊び始めるころには同じひつじ組のA君と築山のてっぺんにふるいやシャベルなどを運び、そこへ砂を運んで来て楽しそうに遊んでいるのです。玄関での泣いていた姿が嘘のような笑顔に「楽しい?」「何作ってるの?」と尋ねるとA君は「うん」と返事をしてくれるのに、明らかに楽しそうなKちゃんからは「楽しくない!何も作ってない!」との返事が返ってくるのです。そんな頑なな返事が反対に面白くて笑ってしまいそうになります。しかし、新たな環境にまだまだ慣れていない新入園児たちは外遊びから保育室へ戻るということを始め全てのことに時間が必要です。そんな子どもたちと関わる先生たちは笑う余裕もないのかも知れません。そして、ようやく慣れてきたと思った頃、GWを迎え、連休を挟むとまた入園時に逆戻りなんてことも・・・。GWは待ち遠しいものの、その後を考えると複雑な数日間なのかも知れません。
一方、5歳児のぞみ組・めぐみ組には新入園児がいなかったため、とても自然に新年度を迎えたことが感じられるのです。そして、これまで憧れの眼差し見ていた5歳児が薪運びなど、僕の手伝いをする姿を見ていたからなのか、のぞみ組の男の子たちが「園長先生、僕たちもした〜い」と声をかけてくれて一輪車に薪を載せる手伝いをしてくれました。そうかと思えば、面白いことを始めるめぐみ組のS君は、ヨガかブラジリアン柔術で有名な某選手が試合前に行うようにお腹を器用に動かす腹踊りを披露し、みんなを笑わせています。また、夕方、「具合が悪い」と訴えてきたというT君をN先生が医務室に連れてきたので、様子を見ていたのですが、普段と変わった様子はありません。それどころか、つまらないと感じたのか何も言わず職員室から出て行こうとするので、「お母さんくるまで好きなおもちゃ使って遊んでいたら?」と話してみると、ニヤッと笑い誰にも邪魔されることなくおもちゃを独り占めして遊んでいました。中でも驚いたのが、磁石が埋め込まれた木製ボールを使い、金属の玉を穴(的)に上手に入れなければならないおもちゃを使って遊んだのですが、大人でも結構、手こずるそのおもちゃのコツを掴んだようで何度もクリアしていたことです。その頃には当然、「具合が悪い」何てことを訴えることもなく、嬉しそうにお母さんのお迎えを待っていました。
2022年04月19日(火)
No.3284
(園長日記)
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