Diary

バトンタッチ


次々と咲き始めていたスイセンや先週咲き始めた芝桜と競うように園庭を取り囲むように植えられている桜(結構な樹齢と思われる)が、遠くに見える雪を頂く蔵王を背景に今年も見事な花を咲かせてくれました。日中は予報通りグングン気温が上がり、アリが忙しそうに動き回り、鳴き声だけ響かせていたカエルが姿を見せるようになり本格的に活動を始めたことを実感させられます。5歳児めぐみ組の子どもたちは、礼拝後、園舎東側の山登りやチョークを使ってアスファルトに色とりどりで可愛らしい絵を描くなどして遊んでいましたが、その中の生き物好きの子どもたちは次々に姿を現すカエルを捕まえるために必死で「やった〜捕まえた」「◯◯くん、おしっこかけられなかった?」「うん大丈夫だった」と会話を交わしながら夢中になっていました。下を向き絵を描いたり、必死にカエルを追いかける子どもたちにとって、満開になった桜など眼中にないのかも知れません。しかし、そんな桜も綺麗に咲いているのはほんの僅かな期間だけで雨や風で落とされた花びらがピンクの絨毯を作り、その後、黄緑色の若葉にバトンタッチすることになります。
 さて、バトンタッチと言えば、先月末で卒園した子どもたちが今日、入学式を迎え一年生になりました。式を終えた子どもたちが真新しいランドセルを背負い、黄色い帽子を被って保護者の方々と挨拶に来てくれました。保育園にいてもまだまだ違和感はないのですが、やはり表情は小学生に変わっていたように感じます。晴れの日にピッタリの天気の下、入学式が行われたこと本当に良かったと思います。保育園生活との違いに戸惑うことがあるかと思いますが、喜んで登校してくれることを願いつつ、朝登校する子どもたちとすれ違うことを楽しみにしたいと思います。
2022年04月11日(月) No.3278 (園長日記)

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