Diary

春本番


昨日の朝、寒さを凌ぐために職員室で遊んでいた4歳児あい組のH君も今日はご機嫌で、朝からストライダーに跨って颯爽と走るような朝でした。ところが、5歳児めぐみ組のRちゃんは強風が怖くて登園してくる時から顔が強張っていて、みんなが荷物を片付けを済ませて嬉しそうに園庭に飛び出して行きました。そんな中、Rちゃんはジャンパーを着て帽子を被り外へ行く準備を済ませながらも一人階段に座り込んで動こうとしないのです。そんなところに出会した僕は消毒作業をしながら「Rちゃんごめんね。階段のお掃除してるからちょっと失礼!」と声をかけながら作業を続け、「もし、風が怖くて外に行きたくなかったら、お部屋でケガしないように遊んでてもいいよ」と話したところ、それまでしかめっ面で座り込んでいたのが嘘のように笑顔になり、頷いて階段を駆け上がって保育室へ帰って行きました。Rちゃんが怖がるような強い風とは思わなかったのですが、出勤の際、仙台駅を出発する時から電車が遅れ、さらにスピードを落として走り、時々止まるなどしたので地域によってはそれなりの風が吹いていたのでしょう。そんな風も治ると日差しの暖かさが感じられるようになりました。それが、心地いいのか、座りやすいのか今日は5歳児のぞみ組のM君が猫が日向ぼっこするかのように臼の中に入って寛いでいました。また、未完成の廃材ハウスでも4歳児あい組のFちゃんとYちゃんが自宅のリビングで過ごしているように寝転がりながら遊んでいました。こんな風に暖かくなると一気に草花が花を咲かせ葉を広げ始めます。そして、野菜を植える(育てる)ために畑の準備を始めることになります。嬉しい季節の到来でありますが、除草や草刈りに追われるような季節の到来でもあります。僕がそろそろ草刈りをしようと思っていると、以心伝心なのかT先生が先に、しかも綺麗に刈ってくれているのです。そんな草刈り作業が必要になる前に、残っている丸太を割って薪にして秋冬に備えなければ・・・。
 そうそう、今日から小中高校が始まり、しばらくの間、閑散としていた電車にも学生たちの姿が戻り、駅から保育園まで歩く間、小学生たちとすれ違い「おはよう!いってらっしゃい」と挨拶をする日常が戻ってきました。今日は町内の中学校で入学式がありましたが、来週は小学校で入学式が行われます。コロナ禍で参加することはできませんが、今日の入学式が素敵な式であったこと、そして来週の入学式も素敵な式になることを願うものです。
2022年04月08日(金) No.3277 (園長日記)

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