Diary

実に面白い!


4歳児あい組のF君、進級したことは嬉しいはずなのに、ひつじ組からあい組に変わった環境がまだ受け入れられていないのか、随分暖かくなったと思うのですが、寒さが苦手といことが関係しているのか、今朝は少々ご機嫌斜めだったようで、朝の当番の先生たちと一緒に子どもたちが喜んで外遊びに出ていく時もぐずぐず。そんなF君にA先生があの手この手で優しく声をかけ、何とか玄関まで連れていってくれたものの、遂にそこから動こうとしなくなりました。そこで、「ねえ、Fちゃん、じゃあ、そんなに寒いんだったら、暖炉に一緒に火を付けてランチルームで温まっていたら?!」と提案してみました。すると、それまでの涙が止まり、立ち上がってランチルームまで歩いてくれました。そこで、火の入っていない暖炉(薪ストーブ)に焚付けようの小枝などを入れてもらい火を付けました。すると、雪が降るなど寒かった時のように暖炉の前に椅子を運んで温まり始めました。しかし、僕は園舎内の消毒作業の途中だったこともあり、「F君、園長先生ずっとここにいられないから、職員室に行って遊んでるってどう?」と誘ってみると、またしても嫌がることなく目を輝かせて職員室へ向かってくれました。そこで、使いたいという、ありとあらゆるおもちゃで遊んでもらったことで満足したのでしょう、クラスのみんながいる外へ行くために使っていたおもちゃを片付けてもらった後、ジャンパーと帽子を準備しに保育室へ行き、「じゃあね」と声をかけ僕は職員室へ戻り、F君は園庭へ出かけて行きました。その頃、今日はF君が外へ出てくると思っていなかったN先生は三輪車に乗っているF君を見てビックリ!その後、みんなと同じように山登りをするなどして楽しそうに過ごしていました。一方、僕はきっちりと仕舞うことができなかった積み木を箱に片付け直したのですが、これが箱の写真を見ながらでも思いの外難しく、悪戦苦闘しながらも実に面白い片付け作業となりました。これを子どもたちが片付けているとするならば凄いことだと思います。
 一方、僕が悪戦苦闘しているころ園庭では多くの子どもたちが思い思いの事をして遊んでいましたが、1歳児うみ組のR君がお風呂のような大きな臼に入りたくて一生懸命チャレンジしています。それを2歳児ほし組のA君がじ〜っと見ていて、R君がお風呂から上がると代わりに入ってニヤニヤしていました。そうかと思うと5歳児めぐみ組の虫博士、H君はフェンスの外に生えている草にてんとう虫の幼虫がいることを見つけ、隙間から手を出し器用に捕獲していました。これから、生き物が活発に活動を始めるようになると、園庭のあちこちでこんな姿が見られるようになることでしょう。
2022年04月07日(木) No.3275 (園長日記)

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