Diary

穏やか


毎週先生たちが作成しファイルしてくれている週案(保育計画)。5歳児めぐみ組のM先生の計画を確認していると、卒園まで一ヶ月を切ったと書かれているではありませんか。慌ただしい毎日を過ごしているつもりはないのですが、そう言われてみて、確かに一ヶ月を切っていることに気付かされ、昨年度のように卒園式ができるかどうかを含め急に焦りを感じるようになりました。そんな僕の心情とは反対に「今日はお兄ちゃんの手袋借りてきたんだ」そう言いながら固まりにくい雪で雪玉を作っていたのぞみ組のFちゃんが、急に「おじいちゃんとおばあちゃんは田んぼや畑でいろんなもの作ってるんだ」と話し始めました。「お米、人参、白菜、大根、じゃがいもetc!」その嬉しそうなこと。そして、「わたし、田舎が好きなんだ。だって穏やかだから。でも都会はギャーギャーギャーギャーしてるから嫌い」と就学前の子どもとは思えないようなことを言うのです。いつどこで「穏やか」なんて言葉を覚え、意味を理解して使えるようになったのか分かりませんが、Fちゃん自身が穏やかであり、また、卒園したお兄ちゃんのK君も幼いころ大きな音が苦手で、僕がチェーンソーで薪作りを始めると怖がって泣きだすほど、繊細で穏やかな性格でした。そんなこともあり、みんなに「穏やかだね」と言われたことが一因なのかも知れません。一方、そんな穏やかさとは反対に、今日は強風が予想されるため、昨日から東北本線や常磐線などが計画的に運休を決めていましたが、日中、気温はさほど上がらなかったものの、子どもたちも外遊びができるなど特別強風が吹くこともありませんでした。今晩から明日にかけて強風や降雪となり、明日の朝、混乱しないことを願うものです。
 さて、2歳児が進級を前に今日から2階ホールで3歳児と一緒に礼拝を守るようになりました。今日は大河原教会のM先生がお話を担当してくださいましたが、初めてとは思えないほど落ち着いてお話を聞いてくれていたことを報告してくれました。3歳児も自分たちより小さいクラスの子どもたちと一緒ということが進級への良い刺激となってくれることでしょう。M先生には礼拝後、先日に引き続き、5歳児のコサージュ作り(安全ピンの取り付け)の手伝いをしていただいたお陰で全て取り付け完了となり、残すは、「そつえんおめでとう」の文字が入ったリボンなどを取り付けるだけとなりました。こんなことから、改めて卒園まで一ヶ月を切ったことを痛感させられ、心穏やかではいられなくなりそうです。
2022年02月21日(月) No.3248 (園長日記)

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