Diary

「どこにいったんだろう?」


パンツをなくして困っている“しろくま”のところへ、心配した“ねずみ”がやって来ることから始まる子どもたちに人気のある「しろくまのパンツ」という絵本。1歳児そら組・うみ組では、この絵本をテーマに先週染め紙や殴り書き、シールを貼るなど手や指を使う要素を取り入れた、しろくまの製作をしていました。大人のように絵本と同じようにとか失敗しないようにといった概念が邪魔をすることなく、どうすればこうなるの?と思えるような自由奔放な完成作が保育室に飾られていますが、1歳児らしい個性豊かで可愛らしい“しろくま”をみると自然と笑みが溢れ心が癒されます。
 園庭では、昨日に引き続き、砂運びが継続され、砂の山は「どこにいったんだろう」といった具合に砂が全て無くなり、その代わりに0・1歳児の保育室前は二日前のカチカチの園庭が嘘のように海水浴場のようになりました。そんな子どもたちの頑張りに応えるべく、僕は隣接する体育館の管理人さんに運動場を均すときに使うトンボをお借りし作業を始めました。すると、見たことのない道具に興味を示した4歳児たちがいつものごとく「園長先生何してるの?」「やってみたい」と声を掛けてきます。そこで、子どもたちでも使えそうな軽い木製のトンボを牽いてもらい砂を均す手伝いをしてもらいました。ところが、平らになったと思った傍からストライダーや手押し車が走るので、元の木阿弥となってしまいます。それでも子どもたちは交代しながら作業の手伝いを続けてくれました。また、0歳児ひかり組のK君が持っているシャベル(スコップ)が欲しいRちゃんが泣きそうになりながら追いかけていました。幼いながらにしっかりと環境の変化に気付き、道具を使いながら遊ぶ姿に驚きと喜びを感じます。
2022年02月15日(火) No.3244 (園長日記)

No. PASS