Diary

鬼は〜外!


今日は「節分」子どもたちはお面を作り、クラスによっては豆まきをするために落花生を準備するなどしてこの日を楽しみに待っていました。しかし、今朝のNHKのニュースでは、消費者庁が5歳児以下の子どもたちは喉に詰まらせて窒息する恐れがあるとしてかたい豆などを食べさせないよう注意を呼びかけていました。確かに、そのようなリスクはあるかと思いますが、保育者が喉に詰まらせることのないようにしっかり見守り噛んで食べることを伝えることも教育(食育)の一つだと思っています。そんな思いもあり、先週、落花生を使って豆まきをしたいという計画を立てた4歳児クラスの先生たちに気をつけて行うことを伝えOKしました。そして、今日、豆まきの後、テーブルの上に分けてもらった殻付きの落花生を剥いて食べる様子を見に行きました。すると、僕に食べられないように落花生を必死に手で隠すのです。そこで、食べないと約束すると悪戦苦闘しながらも豆を取り出そうとするのです。然し上手く開けることができないとゆで卵を割るかのようにテーブルに叩きつけたり、手で叩いたりと必死!そんな子どもたちに開け方を教えてあげると薄皮に包まれたピーナッツが登場。それを美味しそうに食べる様子を見て、「これでいいのだ!」「これこそ養護の中の教育」だと一人思った次第です。反対に年齢や事故のリスクを考え、新聞紙で作った豆(ボール)や玉入れの玉を使うなどして豆まきを楽しむクラスもありました。5歳児のぞみ組・めぐみ組の様子を見に行きながら「うお〜!悪い子はいないか!」とナマハゲのような声を上げながら保育室へ入っていくと、蜂の巣を突かれた蜂のように子どもたちが一斉に新聞紙ボールを投げつけてきました。その嬉しそうな表情と目の輝き、そんな子どもたちを見て鬼役も結構良いもんだと思いました。3歳児ひつじ組では担任のN先生が青いアフロヘアーを被りお面をつけて鬼に扮し保育室で豆まきを楽しんでいました。今日節分の行事を行ったであろう多くの乳幼児施設では子どもたちが泣き声が響いたかと思いますが、第一光の子保育園では完成と笑顔が溢れる節分・豆まきでした。そうそう、今日の晩御飯には「恵方巻き」なるものを食する家庭が多いかもしれませんが、黙って食べることが必要な「恵方巻き」、皮肉なことに黙食が勧められるコロナ禍にぴったりなメニューになってしまったかもしれません。
 さて、先日来、仙台駅2階の改札を抜けたずっと先の方(8・9番線ホームへ降りるエスカレーターの方)にピンク色の花が置いてあることが気になっていたので、今朝その正体を確かめるため、小走りで行ってみました。すると受験生の合格祈願のために山形産の「啓翁桜」が飾られていました。なんと粋なこと!全員という訳には行きませんが、受験生たちにも啓翁桜のような素敵は花が咲きますように!
2022年02月03日(木) No.3235 (園長日記)

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