Diary
この季節ならでは!
昨日、一昨日に比べれば冷え込まなかったとは言え、今日も氷点下の朝となり、先日降った雪が融けた園庭はカチカチに凍り付き、畑に残っている大根と白菜が心配になってしまいます。そんな寒さの中でも子どもたちは外に出て過ごしていました。3歳児てんし組の子どもたちとT先生は園舎北側の日が当たらないところに僅かに残っている雪(氷)を掻き集めようとしているのか、しゃがみ込んで楽しそうに何かをしていました。そうかと思えば、4歳児あい組のA君は登園してくるなり、「園長先生、これ預かってて」と言って、水に凍らせたいちごのヘタを大切そうに持ってきました。そこで、出来るだけ融けることなく、なおかつ誰にも気づかれにくいところへ置いてもらうことにしました。すると、荷物を片付け、外遊びに出てきたかと思ったら、クラスの友だちに自慢げに見せたかと思ったら、またこっそり隠してニコニコしていました。一方、寒さがめっぽう弱い3歳児ひつじ組の子どもたちは暖を求めるネコのように暖炉の前に集まり「やっぱり、暖炉は暖かいね」と話し合いながら(絵本を読みながら)身体を温めていました。氷や寒さを感じるだけでなく、暖かい暖炉のありがたみを感じることができるのもこの季節ならではなのでしょう。
さて、この季節ならではのものの代表と言えるのが「年賀状」でしょう。インターネット・SNSの普及により年々年賀状を出す方が減っている中、今年も、在園児のご家庭や地域の保育施設、お世話になっている沢山の業者、そして、昨年㋃に一年生になった卒園児が覚えたひらがなで近況等を書いて送ってくれた年賀状を見ると子どもたちの成長を感じられ嬉しくなります。
個人的なことになりますが、昨日帰宅すると次のようなとても嬉しい年賀状が届いていました。
あけましておめでとうございます。先生お元気ですか?平成17年に卒園した◯◯ ◯です!大掃除の時に見つけた幼稚園のDVDを見て、懐かしく思い年賀状を書きました^_^
こんな書き出しから届いた年賀状は、幼稚園教諭として勤めていた時、担任をさせてもらった園児からのものでした。卒園後、東京へ越してしまい、年賀状のやり取りしかしていませんでしたが、いつも泣きながら登園していたRちゃん(Rさん)が昨年から小学校の先生として頑張っていること、ご家族皆さんも元気との知らせに最高の新年を迎えたように思いになりました。インターネットが普及し、年々年賀状を出す人が減っていくからこそ、廃れてはいけない文化のように思えた年賀状でした。
2022年01月06日(木)
No.3216
(園長日記)
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