Diary

クリスマスだから、クリスマスなのに・・・。


今日はクリスマスイブ!仙台駅にあるケーキ屋さんは昨日の夜には、予約してあったクリスマスケーキを渡取るコーナーが設けられ、お客さんが列をなしていました。ところが、驚いたことに、まだ人気の少ない今朝6時過ぎに既に店員さんが準備を始めているではありませんか!いったいどれくらいの予約がありどれくらいのケーキが焼かれたのか想像もつきませんが、製造スタッフはフル稼働で準備をしていたのでしょう。保育園の子どもたちからも「今日ね、お家でケーキ食べてパーティーするんだよ」「お肉食べるんだ!」「サンタさんにプレゼントお願いしたんだ」と保育園でのクリスマス礼拝とは違った、家庭ならではのクリスマスの喜び方、楽しみ方を心待ちにしていることが伝わってきました。また、給食でもクリスマスに合わせ、カレーピラフ、マカロニサラダ、クリスピーチキンといったスペシャルメニューが提供され、子どもたちだけでなく、先生たちのお腹と心とを満たしてくれました。それだけではありません。午睡中、子どもたち一人ひとりにサンタクロースからのプレゼントが届けられ、それを知った(気付いた)子どもたちの多くが僕に「園長先生、あのね、プレゼント届いたんだよ」「〇〇が入ってた」「園長先生ももらった?」と興奮気味に話し掛けてくれました。幼い子どもたちにとってはこれが自然な姿であり、そんなクリスマスの迎え方も当たり前なのでしょう。このように保育園の子どもたちは嬉しく楽しいクリスマスを迎えられた一方、今年も自ら命を絶つ人々が大勢いました。また、大阪の病院では生きるために必死だった方々の命が放火により奪われる事件が起きるなど、悲しく辛いニュースも沢山ありました。クリスマスだからこそ、そんなことがあったことを忘れることなく、命の大切さを今一度考えなければならないと思わされました。
そうそう、2歳児ほし組では、昨日から二日間かけて暖炉で調理した大根と昆布の煮物を味わっていました。クリスマスなのに、クッキーやケーキの甘い香りではなく、大根を調理する香りが園舎内に充満する保育園、それもまた我が園らしくてニンマリさせてもらいました。
2021年12月24日(金) No.3211 (園長日記)

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